私は3人の娘が居り、3人とも自然分娩で産んでいますが、3人ともお産の感じが全然違いました。
今回は、三女のときの出産直前の話です。
そして夜中、時々ぎゅーっとしたお腹の張りに起こされながらも、痛みがおさまると眠いので眠る…を繰り返していたところ、ナプキンがぐっしょり濡れた感じがして、これはナプキン変えないと!と思いトイレに行くと…
そして、眠くてボーっとした状態から目が覚め、さっきからの痛みは陣痛だと自覚しました。
産院から、経産婦であることなどから
「陣痛が15分おきになったら電話して病院に来てくださいね」
と言われていたので陣痛間隔を計ってみたところ…
動揺しながらもいろいろな考えが頭を巡り、夫と打ち合わせをせねば…と思ったその時。
長女の声が響きます。
夫が次女の嘔吐の処理をしたりなんだりで
てんやわんや!
次女の時は事前に日にちを決めて、夫や実家に前もって都合をつけてもらったりと万全の状態での出産だったため「上の子どうする問題」はクリアされていたし、
三女の時も、日中は長女は小学校、次女は保育園、そして万一夫が居ないタイミングに陣痛がきても子どもたちは自分で準備して一緒に歩いてタクシーに乗って付いてこられる年齢なので大丈夫だろうと思っていました。
だけど、子どもが「まさにその時」体調を崩すのは想定していなかったのです…!
もちろん妊産婦や新生児の居る産院に体調の悪い子供は連れて行けません。
外部にも、未受診の子どもが預けられる先はまずありません。
この時は早朝だったため夫が出勤前で在宅、そしてそのまま急遽仕事を休み、その後運よく実家にも頼れたので大丈夫でした。
これが夫が居ないタイミングで実家も都合がつかなかったらと思うとゾッとします。
もう少し早く私が陣痛や破水に気づいていれば。
子どもが病気になったらどうするか事前に決めておけば。
こんなにてんやわんやにならずに済んだのに…と、反省したりもしましたが、それは結果論です。
お産はいつでも、初めての事が起こりえます。
そして、たとえ経験があってもさまざまある出産の兆候に必ずしも素早く気付けるとも限りません。
そして、物事がたたみかけるように起こることも、ある。
全ての事を想定して備えようとするとキリがなくもありますが、これから2人め以降を出産されるご家庭にはわりと起こりうる事態と思いますので、こういう事もあるかもよ~と事前に話しておくキッカケになればいいなあと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ナコ
年齢:30代
子どもの年齢:長女10歳、次女7歳、三女1歳
仙台在住イラストレーター。
広告、雑誌、児童書、雑貨のイラスト、キャラクターデザイン、テキスタイルデザインなど。
書籍「ナコさんちの頑張らない家事(KADOKAWA)」
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ブログ:ナコとムスメらあとダンナ
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