第二子妊娠時、
自宅から一番近いというだけで決めた産院は、
「ソフロロジー式分娩法」を推奨している産院でした。
「ソフロロジー式分娩法」とは陣痛や出産への恐怖や不安をポジティブな気持ちで考えられるように、
リラックスできる音楽をききながら呼吸法を練習したり、
イメージトレーニングの準備をして、出産に挑むといった分娩法。
「音楽をかけながらのリラックスしたお産なので、眠い〜寝ちゃいそう〜なんて言いながら出産したママもいるのよ」
と、助産師さん。
(本当かいな!)
陣痛の痛みに耐えきれず、急遽和痛分娩に切り替えて出産した第一子。
次は麻酔や促進剤を使うことなく自然なお産をしてみたいと思っていたので
早速ソフロロジートレーニングに取り組むことにしました。
産院から渡されたDVDをみながらのトレーニングは、
音楽も心地よく、ひととおり終わるとまるでヨガの後のような気持ち良さ。
とはいえ3歳児との日常の中でDVDをみながらのトレーニングは続くはずもなく、
音楽だけスマホに落とし、毎晩寝かしつけの際に流しながら
息子と一緒に呼吸法を練習することにしました。
ソフロロジーの曲をかけるとリラックスするのか、
30分以上かかっていた寝かしつけがなんと数分に!
「これはいい!」と寝かしつけに苦戦しているママにお勧めしてみましたが、
やはり個人差はあるようです(笑)
とはいえわが子にはマッチしたようで、産後も寝室ではこの音楽に頼りっぱなし。
ちなみに私も心地いい音楽で、寝落ちしてしまう率がグンと増えました(笑)
毎晩のトレーニングの甲斐もあって…(?)
熱心なトレーナーにより、
頭痛や打撲のときも痛みを逃すよう吐く呼吸法を促されるようになりました(苦笑)。
ちなみに排便の時にもこの呼吸法は有効だそうです(キレのよい便が出るとのこと。笑)
そして迎えた妊娠39週のある日。
経産婦だからか、痛みが呼吸によってうまく逃がせているからなのか、
陣痛中も息子と公園で砂場遊び。
あれ、陣痛ってこんなもんだっけ?
10分間隔になり、徒歩で産院に向かうと、子宮口8㎝。
分娩台に上がりあっという間に赤ちゃんに会えました(笑)
産まれてくる直前はやはり痛いには痛いけれど、呼吸に集中することで冷静に出産できた気がします。
驚いたのは(前回の出産では泣かなかったのに)感動して涙があふれそうになる多幸感と、生まれてきた赤ちゃんの血色の良さ。
第一子の時は紫色の宇宙人のようだったので、その旨を助産師さんに伝えると
酸素をたくさん送れた状態で産まれてきた赤ちゃんは綺麗なピンク色の肌なんだとか。
効果は人それぞれのようですが、
今回私はソフロロジー式分娩法で出産して本当によかったと思いました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:mito
年齢:30代
子どもの年齢:3歳、0歳
インスタグラム:@sitter_nico
ブログ:意識低い系妻のワンオペ育児