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「お母さんがあそぼーって言ってきてよ」「自分で言いなよ」引っ込み思案親子に訪れた転機 byユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。
息子が3~4歳の頃、公園に行く際ちょっと気が重いことがありました。それは他の子と一緒に遊びたい息子に、仲介役を頼まれること。 

 

息子は幼い頃からどちらかというと引っ込み思案なため、公園などで初対面のお友達に声をかけるのが苦手で、「遊びたい、でも遊ぼうと誘うのは恥ずかしい」とモジモジしてしまっていました。
そういうとき、「お母さんがあそぼーって言ってきてよ」と私を頼ることがよくあり……。
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そうは言っても私も筋金入りの隠キャなので大変厳しいものがあります。それに園児にもなると親が介入するのもちょっと気が引けるというか、下手に口出すと他の子が萎縮してしまいそうだし……。

親子で「遊ぼうって言ってきてよ」「自分で言いなよ」と押し付け合いながらうろうろすることも多々。なんという隠キャ親子。

それでも親としてなんとかお手本になってあげたいと思い、公園で他の保護者さんに声をかけてみたりもしましたが、我ながら堂に入ってないというか、ぎこちなくてまるでお手本にはならず。
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それでも私の姿に心を動かされてか(たぶん違う)、息子が勇気を振り絞ってお友達を誘えたこともあったのですが、苦手意識は消えないようで。公園に行って知らない子供を見かける度に「遊ぼうって言おうかなあ……でも恥ずかしいな」と逡巡しているようでした。
何とかしてあげたい気持ちはあるものの、私もそんな息子に的確なアドバイスをしてあげることができずにいました。

 

ある日、転機が訪れました。
いつものように公園で遊んでいると、知らない女の子が駆け寄ってきて「ねえねえ、一緒にあそぼう!」と声をかけてくれました。 
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これまで息子が誰かに声をかけるときも他の子から誘ってもらうときも、お互い恥ずかしがりながら、おずおずと近づき、なんとなく相手の様子を伺いつつ恐る恐る遊び出す……というのがほとんどでした。

が、この女の子は全く怖気付くことなく颯爽と現れて、ためらう素振りもなく「あそぼう!」と誘ってくれたのです。

その様子は爽快としか言いようがなく、心底感心し、息子も「こうやって誘えばいいのか……!」と理想のお手本を目にして感動すらしていました(?)。
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その日はその子と楽しく遊び、以来、息子もお友達に声をかける機会が増えました。まだ少し照れは残っていたようですが、以前よりずっと堂々と遊びに誘えるようになっていた気がします。

親の私はお手本になれなくても、こうしてお友達の振る舞いを見て学ぶことができるんだな~と安心したのでした。

 

最近は6歳間近になり、同年代の子同士でも遊びの好みが違ったりして、声をかけてはみたけどあまり気が合わなかった、なんてことも増えてきました。これからどんどん人間関係が複雑になっていきそうな予感がします。

しかし息子からは「かつては恥ずかしくて誘えなかったけど、それを乗り越えて勇気を出せるようになった」という成功体験を持つ者としての余裕を感じるんですよね。
オタク友達が欲しいな……とウジウジ言う私に、「誘えばいいじゃん!」と上から目線で言ってくるようになり、ハンカチを噛む母です。そんなに簡単に行かないから悩んでるんだよ~!! 
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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:5歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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