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毎日次々にわいて出る正解がわかならい育児の悩み。10年間で得たわたしの対処法 by うだひろえ

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ゼクシィbabyみんなの体験記をご覧の皆様、こんにちは。
小学生二児の母、うだひろえです。

読者の皆さんからしたら、小学生の母なんて、先のことすぎて何が何やら、かもしれませんね。

私はそうでした。

目の前のことでいっぱいいっぱい、何もかもが初めてで、不安だらけで。
気がついたら、そんなマタニティ期から10年も経っていました。
しかし、実際のところ、今もあんまり変わっていません。

 

 

育児のヤマを1つ超えたと思ったら、また次の新たなヤマが出てきます。もちろんそれも、初めての経験。
毎回律儀に、「もう嫌だ~逃げたい~」と思います。しかし逃げられない。口から吹き出すマイナス思考。時にはSNSでぐちぐち。自己嫌悪で床をのたうちまわることしょっちゅうです。

成長してないなあ、なんて自虐的に思ったりしますが、いやいや待ってマイナスモードの私、流石に何か1つくらいはあるはずよ?と、自己嫌悪沼からひょっこり顔を出して、自分を振り返ってみます。

 

ありがたいことに、ワタクシ、こちらの「みんなの体験記」で6年も書かせていただいていて、日々のトライアンドエラー、なんとかなった話などを公開してもらっておりますので、そちらを見返してみました。

そうそう、子どもの気持ちの切り替えや登園しぶりをどうするか考えてやってみた「10だっこ」(>不思議なほど気持ちが落ち着く!ケンカしてても絶対やる、我が家のあいさつ「10抱っこ」 by うだひろえ

これ、子どもが小4と小2になった今も、やっています。

特に下の子は小学校入学がコロナ休校とかぶったこともあり、通学班での登校にグズグズ、私も心配で付き添うこともあったのですが、これを毎日のルーチンにすることでなんとか、子どもも私も、気持ちの切り替えができたように思います。

このように、何か問題があっても、「じゃあ、どうするか」を考えて、やってみること。それが大事だって、それを繰り返して行けばいいのかなって思えたことは、この10年の積み重ねがもたらしてくれた大切なことのように思います。

 

しかし。まあ、そんな簡単には行かなかったりするのも現実。
そんな時に、今も重宝しているのが、「逃げカード」(>最悪の状態で逃げ出さないために…。心の余裕を取り戻す「逃げアラーム&カード」 by うだひろえ

これを用意しておく最大のメリットは、「その時に、考えなくていい」こと。
へこみにへこんで下に下にズブズブの時には、「じゃあ、どうするか?」なんて、上を向いて考えられないんですよね。無理に考えても、あまりいいアイデアは出ないような体感値です。
ならばと、何も考えずにこの中からできそうなこと選んで、気持ちを切り替えて、考える余裕が出るまで休む。
この流れを自動化できると、ずいぶんと楽になります。

 

あとこれはよく記事でも書かせていただきましたが、頭がゴチャゴチャしてきたら、「書き出す」こと、アウトプットをすることが効果的かなと思っています。

私はよく悩むとネット検索とかしちゃうんですけど、この時に「インプット」をしても余計頭がゴチャゴチャしちゃうんですよね。

とにかく書き出すこと、紙でもSNSでも自分だけのグループLINEとかでも。「字」として「自分の思考」を「見る」、「可視化」できることでわかること、多くあるように思います。

ここで問題が自覚できたら、インプットの作業をします。ここでやっとネット検索、または少し年上の子どもがいるママ友に聞いてみたり、あまりにもなことは懇談会や連絡ノートなどで先生にも相談したり。経験や知識が豊富な人の話を聞くことで、すんなりといい方法が見つかることもよくあります。使えるモノはなんでも使わせていただいて、恩返しはいつか自分が聞かれた時にできたらと。

夫と話し合ったりもしますが、ゴチャゴチャの段階で話すと余計ゴチャゴチャしたりするので、私はある程度頭の中がまとまった時に話すようにしています。いわゆるPDCAサイクルのP(プラン、計画)の最終段階を夫とし、D(Do、実行)とC(チェック、評価)を一緒にし、また話し合ってA(改善)をしていく、といった感じです。

夫とは、家事育児の分担などいろーんなことがあって記事でも書かせていただきましたが(>わたし、想像以上に、しんどい。 これで伝わる!妻から夫への『大変さ』の伝え方 by うだひろえ)、
こうして一歩一歩進んできたことで、子育ての、人生のパートナーとして、子どもの成長を一番近くで一緒に見て一喜一憂できる、唯一無二の同志となってくれたように思います。

 

改めて見ると、いろんなことがいっぱいあった10年ですが、やはり1番は「じゃあ、どうするか」を考えて実行していくことなのかなって、そうやって、この先も、私は私のママロードを一歩一歩クネクネ進んでいくんでしょう。

あまり綺麗に舗装された道ではないですけど、所々に小さなかわいい花が咲いているような、自分としてはたまらなく愛おしい道です。

 

皆様の道も、素敵なものでありますように。
祈らせていただき、こちらでの連載を終了とさせていただきます。
長い間、ありがとうございました!

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著者:うだひろえ
年齢:40代
子どもの年齢:小3と小1

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。一男一女の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。

website:http://umeyon.net
最新刊:「大学4年間の経営学がマンガでざっと学べる」(マンガ担当)(KADOKAWA)

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