生後2ヶ月の頃、ベビーカーを購入しました。
はじめは近所の散歩程度でしたが、ついにベビーカーで地下鉄に乗って友達の家へ遊びに行くことに。
肝心の息子はいたって平気そうでしたが、わたしは段差を越えるのに手こずったり、まだぎこちなさが抜けませんでした。
友達の家までは、乗り換えなしで地下鉄一本。通勤などでいつも乗っている地下鉄でしたが、ベビーカーで乗るのは今回がはじめてです。
エレベーターの位置をあらかじめ調べ、アプリ検索よりも15分ほど早い時間の地下鉄に乗ることにしました。
毎日利用していた最寄駅なのに、エレベーターの場所ははじめて知りました。
今まで全然気にとめたことがなかったけれど、長ーい通路の先にエレベーターが。
「ほんとにあるのかな、、、」
通路が長くて不安になるほどでしたが、無事エレベーターに到着し、ホームに降りることができました。
次は乗車です。降りる人が出てきたらサッと乗ろうとシミュレーションしていたのに、なかなか前輪が上がりません。
焦っていたら、見知らぬ女性が手伝ってくれました。
車内は空いていたので一安心ですが、もうこの時点でどっと疲れていました。
目的の駅に着いて地下鉄を降り、あとは調べたとおりエレベーターを探すだけです。
サインを見ながらエレベーターの付近にたどり着くと、ここでまさかの展開。
立て札には「エレベーター点検中」の文字が!
「なんと!!」
近くには階段もありましたが、ベビーカーを持って上るのは無理そうだし・・・点検が終わるまで待つ?どうしたらいい?
普段ならなんてことないようなことなのに、ちょっと動揺してしまいます。
気持ちを落ち着け、まずは点検がいつ終わるのか聞こうと駅員さんに声をかけました。
すると「この駅にはエレベーターが一つしかないので、、、ベビーカーを上まで運びますね」との言葉が!
わたしが息子を抱っこして、駅員さんがベビーカーを上まで運んでくれたのです。
なんとか地上に出られてホッとして、色んな人に助けてもらいながら大冒険をした気分になりました。
バリアフリーや、困っている人に声をかけることの大切さなど、自分がベビーカーを押す立場になってはじめて身近に感じられたできごとでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事