0歳の頃は、お昼寝がとにかく苦手でした。
昼も夜もないような日々が落ち着いて、夜は比較的よく寝てくれるようになったのは生後3ヶ月頃。
でもその頃から、日中のお昼寝に悩むようになりました。
授乳後も寝なくてぐずるためお散歩に出かけると、抱っこ紐やベビーカーの中で寝てしまうパターンがほとんど。
眠ったまま帰宅してそっと布団におろしても、100パーセント起きてしまいます。
本当は昼寝中に仮眠をとったり家事をしたいけれど、あきらめて公園のベンチで時間をつぶして過ごしました。
お昼寝がもっと大変になったのは生後5ヶ月の頃。
お散歩に連れ出してもキョロキョロと周りが気になるようになり、以前のように寝てはくれません。
部屋を暗くして抱っこでトントンゆらゆらしたり歩き回る日々でした。
それを1、2時間つづけても寝てくれないことも多くて、結局寝てくれるのは泣き疲れたあとなど。
まったくお昼寝できない日もあり、体力・筋力・気力をすべて失った母だけが残る感じでした。
生後8ヶ月頃からようやくペースができてきて、午前午後に1回ずつお昼寝をするようになりました。
寝かしつけは相変わらず抱っこでトントンゆらゆらでしたが、寝てくれるだけ報われました。
ただ、ようやく寝たからあれもしたいこれもしなきゃと思うのですが、布団にそっと下ろすとまた100パーセント起きてしまいます。
色々な技を試してみたけれどわが子には通用せず、結局抱っこしたままソファに座って、わたしのお腹の上で昼寝をするのが癖になってしまいました。
お昼寝に悩みつづけて何ヶ月も過ごした結果、ある結論にたどりつきました。
それは「布団に寝かせるのは諦めよう」ということ。
布団に下ろせないことで「あれもできないこれもできない」と思っていたけれど、それからは抱っこで寝かしつける前に、ソファの横に読みかけの本やスマホやタブレット、飲み物やおかし、編み物セットなどをスタンバイするように。
眠った息子を抱っこしたままソファに腰を下ろしてからは、のんびり過ごすことに決めました。
そう考えてしまえば、お腹にほかほかとした重みを感じ、目の前にはかわいい寝顔があり、息子のお尻をテーブル代わりに趣味のお絵描きをする時間は最高のリラックスタイムになりました。
その後、リクライニングチェアになら下ろせるようになり、布団で寝られるようになり、抱っこしなくても自分でお昼寝できるようになりました。
いまは、わたしのお腹の上で木にしがみつくコアラみたいにお昼寝していた息子が懐かしいです。
著者:かめかあさん
年齢:30代
子どもの年齢:1歳
北海道から上京したのんびり夫婦+リクガメ+息子で暮らしています。結婚10年目の2019年8月に、息子ごんさんを出産しました。妊娠中からインスタグラムで絵日記を描いています。
インスタグラム:@kamekaasan
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