出産前って不安だらけ…特に初めての出産は、出産がどんなものかよく分からないですよね。
私はとにかく、【赤ちゃんが出てくる時】の事ばかりを考えて、不安でした。
ドラマとかでも、だいたいその瞬間ばかり放送されるじゃないですか?笑
「鼻からスイカ出すとか無理!怖すぎる!どんな痛さ!?」
と思っていました。
でも実際に出産を経験してみて、私が本当に辛かったのは…
長い長い陣痛に耐える時間……!!!
私の場合、その時間は約10時間だったのですが(初産だったら10時間でも早いほうと言われました。どんだけぇ~)、その地獄の時間、私自身がどんな感じだったかお伝えできればと思います。
陣痛間隔が長かった最初の頃は、意識もはっきりしていて、陣痛と陣痛の間の休憩(?)では、夫や母と会話する余裕もありました。
ですが、陣痛→休憩→陣痛→休憩→陣痛……と無限に続くかと思われるループに、身も心もだんだんボロボロに…
陣痛間隔が短くなってきた最後の方は、疲れから、意識が朦朧としていました。
部屋のモニターに海の映像がずっと映されていたんですが、自分が海の中に浮いている様な感覚になっていました。
自分が起きているのか寝ているのかも分からない…夢か現実か分からない…という感じ。
そして陣痛の波がくると、『現実ですよぉーー!!!』と激痛でたたき起こされる。
そしてまた痛みが引いていくと同時に、また意識が朦朧としていく…。
これが延々と続く…いつ終わるか分からない…。
もう完全に拷問ですね。うん。
その時の私の様子を後に夫にきいたんですが、『完全に目がイっていた』らしいです。
辛かったのは、子宮口の開き具合を確認されるたびに「まだですねぇ~」と言われること。
「まだですね」という言葉はもう一生ききたくない!と思いました。
いつ終わるのか分からいというのが辛かった…。
逆に一番うれしかったのは、子宮口が開いて、「イキんでいいよ!」と言われた時。
あれだけ怖い怖いと思っていた【鼻からスイカを出す】時がついに来たわけですが、
「あとは鼻からスイカ出すだけぇー!ぃよっしゃあぁぁーーー!!!」
と歓喜したのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ちい
年齢:35歳
子どもの年齢:5歳
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