今回は、出産で私の【羞恥心】がどこかに行っちまったお話です。
いよいよ分娩開始!
両親には部屋から出てもらい、分娩室には私と夫と助産師さんだけになりました。
イキみ出してからは、あれよあれよという間に分娩が進み、あっという間に赤ちゃんが下りてきました。
助産師さんの
「イキむの上手!上手よーー!」
という声には励まされたな…ウルウル。(進行が早すぎて、産まれるまでに医師は間に合いませんでした…)
その時…
助産師さんが
「赤ちゃんの頭見えてるよ!髪の毛フサフサ!旦那さんこっちに来て見てみて!」
と、私のお股の方に夫を呼んだのです。
私もビックリしましたが、夫も急な事にビックリしたようで、挙動不審になり、その場を動きません。
夫は思い出していたのです…
2人で出産の事を話している時
「お股の方には絶対来んでよ!恥ずかしいけん見たらダメよ!」
と私に口酸っぱく言われていた事を…。
夫は私に怒られると思い
「いや、いいです…」
と言うが、助産師さんは
「なんで!見てごらん!髪の毛フサフサよ!」
と引き下がらない。そしてまた
「いや、見なくて大丈夫です…」
と言う夫。
その二人のやり取りを見ていた私はと言うと…
もう、出産で必死すぎて、羞恥心など皆無。
恥ずかしいとか、もうどうでもいい。
とにかく早く産みたい…!
そして、夫に落ち着いたトーンで
「早く見て?……股。」
と言い放ったのである。
陣痛が始まったときに、羞恥心なんか捨ててきたんじゃい!!!
色々察した夫は0.5秒でお股(赤ちゃんの頭)を確認し、
「はい!見ました!進めて下さい!」
と私の横に戻ってきました。
ちなみに、後から夫にその時の事をきいてみましたが
「一瞬すぎたし、ちゃんと見てないよ。」
と言われました。
良かった良かった…。
(信じるか信じないかは私次第です…)
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ちい
年齢:35歳
子どもの年齢:5歳
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。