今や娘が3人、力も抜けて程よくいい加減になり、三女に至ってはイヤイヤ期すら面白可愛く感じる私。
しかし、もちろん最初からこうだったわけではありません。
長女を妊娠した時、喜びもありましたが、だんだんと責任の重さに不安が募り、こんな気持ちになっていきました。
妊娠後期に切迫早産で入院した際も、仕事してた自分のせいなのでは…などぐるぐると考えてしまいました。
そして、いざ生まれてからも…
長女はあまり飲む勢いがないタイプの赤ちゃんで体重もなかなか増えませんでした。
私はとにかく自信のなさから不安と焦りと責任感であわあわしていました。
「かわいい」よりも
「大丈夫?無事?私の選択がこの子の命を左右する…!!」
と考える時間の方が長かった気がします。
育児教室、市からもらう冊子、育児本、世間で言われていること…
それらの情報はあくまで「情報」であって
参考にする、取り入れる、実践するのは自由であり
当てはまらないことや自分には出来ないことがあるのは当然なのに
「育児とは、かくあるべき」と思ってしまうことも多かったです。
当時はスマホを持っていなかったし
一方的に育児サイトや人のブログなどを読むことはありましたが
今ほど育児についての情報も多くなく、
またSNS等で同じような人や近い年代の経験者との交流もなく
ほかの家ではどうなのか同じような人は居るのか居ないのかわからず悩みしかありませんでした。
心配事や不安があって余裕が無い時は
自分の見る情報にバイアスをかけてしまいがちなので
何を見ても同じだった可能性もありますが…。
後になって考えると
「あそこまで思いつめる必要はなかったのに…」
と思いますが、思いつめてる時ってなかなか俯瞰で自分を見れないものです。
なので、3人子どもが居るの現在の私に
「ナコさんはおおらかで、見習いたいです!」
と言っていただくことがありますが…
だからといって無責任に「あなたも大丈夫!」などとは、
そのかたの目の前の子どもの責任を取れるわけでも
現実をどうにかできるわけでもないので軽々しく言えません。
ただ私に言えるのは、元々は全くおおらかではなく小心者&うっかり者の…
そんな私でも現在はなんとかやっていけてるよ~ということぐらいです。
みなさまいつも、…お疲れ様です!
著者:ナコ
年齢:30代
子どもの年齢:長女10歳、次女7歳、三女1歳
仙台在住イラストレーター。
広告、雑誌、児童書、雑貨のイラスト、キャラクターデザイン、テキスタイルデザインなど。
書籍「ナコさんちの頑張らない家事(KADOKAWA)」
インスタグラム:@naco.nfsn66
ツイッター:@nfsn66
ブログ:ナコとムスメらあとダンナ
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