旦那さんの後押しもあって勢いで予約した漢方診療所。
産婦人科では聞きたいことを聞けず心が折れた私ですが、漢方ではひとりひとりの不調に合わせて調合するらしいのでしっかり話を聞いてもらえるだろう、という期待があって漢方診療所での受診を心底楽しみにしていました。
ただひとつ、体重という心配事を除けば…
子どもの頃から肥満の私は、万年ダイエッター。痩せてはリバウンドするを繰り返し、歳を追うごとに痩せにくくなっていました。妊活を始めてから運動をするようになったものの、一向に痩せる気配はなくかろうじてキープしている状態でした。
そんな時に読んだ漢方診療所サイトの「患者様の声」ページには、「体質を改善するためには○kg痩せるように言われた」というのが多くあり、私は一体どれだけのダイエットを言い渡されるのか、言われた分だけ減量できなかったら妊娠できないということかととても不安でした。
漢方診療所を予約してから受診日当日、診療所に向かう夜行バスの中でも一睡もできず、診療所の入り口に来てもなお尻込みするほど私には大きな問題でした。
不安を抱えたまま受付を済ませ、息つく暇もなく通された診察室にいたのは、ふわーっと穏やかな雰囲気の先生でした。
そして、その診察はー
妊活を始めてからこの日まで、ウジウジもやもやしていた気持ちがたった一度で払拭されるほど充実の診察でした。
予約の際に、生理周期や生理痛の有無、その度合い、妊活期間など細かい質問に回答した問診票をメールで送っていたのですが、触診しながらそれらの回答についてさらに詳しく聞いてくださり、そしてたくさんの説明をしてくださいました。
問診票の質問項目をひとつずつ確認してくださるので、気になる点やわからないことも質問しやすく、当初の「しっかり話を聞いてもらえるだろう」という予想をはるかに超える丁寧さでした。
さらに嬉しかったのが、不安に思っていた体重についてです。
10kgくらいのダイエットを覚悟していましたが、結果はたったの3kg!
たった3kg…されど3kg…なんですが、希望が見えた気がしました。
触診から始まって、体格のこと、効果的な運動のこと、漢方の説明など、私ひとりに費やしてくださった時間は、なんと1時間半!!
こんなにもひとりに向き合ってくださるなんて!
病院は嫌だと思っていましたが、先生に最後に言われた「医療介入が必要な不妊じゃないか」はちゃんと確認しに行こうと思えるくらい前向きになって帰宅しました。
40前の体に格安高速夜行バスでの往復はものすごく応えましたが、とても良い時間となりました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:Taro(たろ)
年齢:41歳
子どもの年齢:0歳10カ月
7歳年下の旦那さんと40歳で出産した息子と過ごす在宅ワーカー。夫婦の日常、子育てのことをインスタグラム 「Taro記:今日もほのぼの生きてます」 でゆるゆると描いてます。
インスタグラム:@taroki_hnbn
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