息子が1歳の年、わたしは本厄でした。
本来であれば、節分の頃までに受けるのが良いとされている厄祓い。
行きたいとは思っていたものの、コロナ禍のステイホームや子育てに追われているうちに、あっという間に時期を過ぎてしまいました。
本厄であることもすっかり忘れていた3月、わたしの身にトラブルが続きました。
寿司に当たって胃腸炎、健康診断で引っかかり大腸カメラ、原因不明の神経痛によるCT検査、そんな時に限って仕事は山場、息子はじめての風邪、それをもらって私も長引く風邪、、、
幸いどの検査でも問題は見つからず、息子と私の風邪が良くなってきた頃には4月になっていました。
厄年の影響かどうかはわからないけれど「これは絶対厄祓いを受けたほうがいい!」と、さっそく最寄りの神社に問合せました。
息子を預けるのは難しかったので、同席させてもらっても良いか尋ねてみると、ご祈祷はわたしだけだし全く問題ないとのこと。
ご祈祷の雰囲気を怖がったり泣いてしまうかもしれないけれど、息子と一緒に行ってみることにしました。
拝殿ではわたしと向かい合う形で抱っこのまま座りました。
神主さんがにこやかに迎えてくれたのですが、やはり緊張して真顔になってしまう息子。
さっそくご祈祷がはじまりました。
大きな太鼓の音や神主さんの祝詞の声。
いつ泣いてしまうかヒヤヒヤしていたのですが、息子はわたしにしっかりつかまってずっと静かなままでした。
ご祈祷を終えてそっと息子の顔を見ると、、、声を上げずに、ポロポロと涙をこぼしていてびっくり。
今までこんな泣き方は見たことがありませんでした。
はじめての場面でこわかったけど、何か大切なことをしてるんだと感じとってくれたのかも。
改めて「今年も息子と健やかに過ごせますように」と思ったのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:かめかあさん
年齢:30代
子どもの年齢:2歳
北海道から上京したのんびり夫婦+リクガメ+息子で暮らしています。結婚10年目の2019年8月に、息子ごんさんを出産しました。妊娠中からインスタグラムで絵日記を描いています。
インスタグラム:@kamekaasan
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