みなさんこんにちは。
臨床心理士/公認心理師として精神科で勤務しながら夜な夜なSNS界隈で漫画家活動などもしております白目みさえです。
今回は私が長女を産んだあと「仕事復帰のタイミング」を決めた理由についてです。
育休は1年もらう前提で考えていたのですが、長女が6ヶ月を迎えた頃。
職場で交代で産休に入る人がいて、託児所もちょうど空きがあるので「可能なら早めに復帰しないか」というお話を頂戴していた時期の話です。
まずはその頃の私の生活をご覧ください。
育児は大変ではあるものの、娘はめちゃくちゃ可愛い。
でも。
基本的に日々の会話は一方通行で私がひとりで喋っているだけ。
テレビに喋りかけたり、ぬいぐるみのアテレコをしたり、時にはにんじんの気持ちになって泣いてみたり。
一日中それなりに言葉は発しているのですが「あー」とか「うー」とか「ニャー(飼い猫)」しか返ってこない日々を過ごしていると
「大人と喋りてえ…」
と切望するようになりました。
私は心理カウンセラーではあるものの、人と話すのはあまり得意じゃなくて。
(なんでこの仕事してんねん)
他人から急に話しかけられてもうまい返しはできませんし。
自分から話しかけることなどまずありえませんでした。
よっぽどなんか用事がある時だけ。
道聞きたいとか。(これはしょっちゅうある)
基本的に近所のおばちゃんは苦手です。
なんか根掘り葉掘り聞いてくるし。
店員さんに「今日のおすすめ」とかも聞けなくて
話しかけられると万引きしたわけでもないのに必要以上に挙動不審になるタイプでした。
妊娠中もこんな感じで。
「あらまー何ヶ月?」なんて聞いてもらっても
「あっ…ははは…もうすぐ臨月で…はあ…」
なんてしどろもどろしながらそそくさと立ち去っていました。
基本的に「このあと何か予定がありますよ」という人を装っていたと思います。
「すみません急いでて」的な空気を醸し出して。
ところが長女が6ヶ月のこの頃は…
スーパーやコンビニで店員さんに話しかけられようもんなら、ここぞとばかりに食い気味でお話をしていました。
レジなどで後ろに人がいなければちょっと長引かせようとしちゃったりなんかして。
とにかく「人間語」が話せる人との会話のチャンスを逃すまいと思っていました。
大体声かけてくれるのは子育て経験のある方なので。
軽い子育ての悩みなんかも話したりして。
スーパーだけでなく公園や道中でも
「誰か暇そうな人いないかな」とキョロキョロしながら歩いていたくらい。
子連れじゃなかったら完全に不審者でした。
(子連れでも不審だったかもですが)
でも元々仲の良い人とのおしゃべりはともかく
知らない人と話すことは苦手としていた私が
ここまでアイデンティティが崩壊したような行動を取っているということは
今のこの環境は自分にとってストレスなんだな…と気付いたので
早めの仕事復帰を決意しました。
当時は非常勤でしたので、そりゃもうお金がないとかちょっと自由な時間が欲しいとか。
色々理由はありましたが、決め手は「大人と話したい…!」でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:白目みさえ
年齢:30代
子どもの年齢:6歳、4歳
心理師として精神科に勤務するとしごの母。生粋のオタクです。基本的に白目をむいて育児をしており、その様子をカルタにしたものを増産しています。ライター、イラストレーターとしても活動中。
インスタグラム:@misae_mon
NAPBIZ公式ブロガー:「日々白目むいてます」
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