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育児に悩んだときにいつも立ち返る瞬間~分娩台で初めて顔を見た時に願ったこと~ by マルサイ

三兄弟が7歳・5歳・2歳の頃から記事を書き始めて早6年。
今回の記事を最後に「みんなの体験記」を卒業させていただくことになりました。

改めて過去の記事を読み返すと乳幼児期の三兄弟のパワフルさに圧倒され、そのパワフル三兄弟に24時間365日体制で対応してきた当時の自分に感服するばかりです。

反省も後悔も数えきれないほどあるし、ダメ出しをしたらキリがないくらい未熟な母ではあるけれど、ひとまず三兄弟が元気に生きているので百点です!笑

子育てが第2、第3ステージと進むたびどんどん手が離れていくわけですが、そうなると途端にあの騒々しくて手がかかる乳幼児期が恋しくなってくるんですよね。

 

 

洗濯機に紙オムツが入っていたときの絶望感とか、行方不明だったマグ(中身入り)が衣装ケースから出てきたときの安堵感(からの怒り)とか、自転車の前と後ろで熟睡してる兄弟をどう部屋まで運べばいいか途方に暮れたりとか、鼻からひじきが出てきて大爆笑とか、同時寝かしつけが成功して歓喜したりとか。

怒ったり笑ったり白目をむいたり時には泣いたり、1日の半分を無表情で過ごしている今に比べると実に豊かな日々でした(心底疲れてたけど…)

いつまで続くんだと辟易しながらもずっと続くと思っていた生活はいつのまにか終わっていて、三兄弟と一緒にお風呂に入ったことやひとつの布団に4人で寝たことを思い出しては、またあれやりたいなーなどと勝手なことを思っております。

大変でしんどいこともたくさんあったけど、なんだかんだで愛情に満ち溢れた尊い時間でした。

なにしろ子どもたちの全てがかわいかった〜!(今もかわいいけどかわいさの種類が違う!)

さてこの6年間、子どもたちはどう育ったかというと…予期せぬ方向に真っ直ぐスクスク成長中です!笑

でもそれでいいと思っています。

幼児期に「こんなふうに育ってほしいな♡」と思い描いていた理想像はもちろんあったし、その方向に進ませようとしたこともありました。

それが価値観の押し付けだと気づいたのは、実はここ数年のことです。

失敗することのないようにと思って先回りしたことが、結果として本人のためになっていなかったという経験をたくさんしました。

三兄弟が全員小学生以上になった今は[待つこと・見守ること]を第一に考えています(これがまた難しいんだけれども…)

分娩台の上で初めて子どもの顔を見たとき、とにかく元気に育ってほしいと願いました。

育児に悩んだら立ち返るのはいつもその瞬間で「願っていたとおり元気に育ってくれたからいいじゃない!」と自分自身を励ましたりしていました(笑)

ありがたいことに願いは叶い、今日まで元気に成長してくれました。

これから彼らに願うことは「楽しめ、そして幸せであれ」です。
どんな人生でも幸せだと思える瞬間があれば百点満点!

そして生きることを思いっきり楽しんでほしいです。

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著者:マルサイ
年齢:39歳
子どもの年齢:小6・小4・小1

小6・小4・小1の三兄弟の母。趣味は昆虫観察と磯の生き物観察。三兄弟との日々をインスタグラムにで発信中。著書に『男子が3人います。『主婦力ゼロからやってみた家事』(共に大和書房)など。

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