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ひたすら横になって祈りながら過ごした1週間。妊娠初期の切迫流産体験 by さっち

こんにちは!さっちです。

今回は、初回の健診へ行った時のエピソードをご紹介します。

 

妊娠検査薬で妊娠が判明し、5週に入ったころ初めての健診へ。

初診の予約はしていない病院だったので、 2時間半ほど待ってやっと呼ばれました。長かった…。

総合病院なので産婦人科の医師は何名もいますが、その日はベテランっぽいおじいちゃん先生でした。

ドキドキしながら検診台に座り、エコー検査。

そこで、思いもよらないできごとがあったのです。

エコー写真を見ながら先生から、「正常妊娠だけど、血の塊があって流産しかけてる状態だね。 とにかく安静にして、また1週間後に来てくださいね」 と言われました。

 

私は頭が真っ白になり、 「え…分かりました…」 と返事をすることしかできませんでした。

後から調べたところ、絨毛膜下血腫というもののようでした。

絨毛膜下血腫とは、絨毛膜と子宮内膜の間にできる血の塊のことです。

 

こうして、次の健診まで自宅安静をするためとりあえず1週間仕事を休むことに。

まだかなり初期の段階だし、このタイミングで会社に報告するつもりはなかったのですが、理由も言わずに仕事を休む訳にもいかなかったので、上司だけに報告することにしました。

そこから1週間はひたすら横になっていました。

一日一日がとっても長く感じ、考えても仕方ないとは分かっていても不安で押しつぶされそうな日々を過ごしました。

ちなみにその間不正出血は一度もありませんでした。

そして、やっと2回目の健診日に!

前回の先生とは違う、若い女性の先生でした。祈るような気持ちでエコー検査へ。

すると先生は、 「順調ですねー!」と一言。

拍子抜けした私は、 「え?前回血の塊があると言われたのですが…」 と聞くも、血の塊はないとのことでした。

安静中にネットで色々調べていた私は、絨毛膜下血腫が縮小、消失する場合があるというのは知っていましたが、1週間でなくなるとは思っていなかったので本当に…?と疑ってしまいました(先生ごめんなさい)

そんな気持ちはありつつも、順調と言われて一安心した瞬間でした。

 

健診の日は6週に入った日だったのですが、まだ心拍が確認できなかったため、また2週間後に来てくださいとのことでした。

次の健診までまたドキドキそわそわの日が始まるのです…。

妊娠中って壁と呼ばれる週数がたくさんあるし、結局安心できる時なんてなかったな、と今振り返ると感じます。

今回のことは、妊娠・出産って奇跡の連続なんだなーと心から思う体験でした。

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著者:さっち
年齢:30代
子どもの年齢:0歳10ヶ月

デザイナー・イラストレーター。2021年12月息子まめを出産、はじめての子育てに奮闘中。Instagramで育児あるあるや成長絵日記を投稿しています。

Instagram:@satchi_illust
ブログ:さっちのお金と子供のあれこれ

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