みなさんこんにちは。
心理カウンセラーとして精神科で勤務しながら漫画家活動もしております。
白目みさえです。
私は長女を帝王切開で出産しましたので、次女も予定帝王切開で入院しました。
長女のときは緊急帝王切開で疲れもあって寝てしまったのですが、次女の時はあらかじめ予定していた帝王切開手術なので、起きて全貌を見ることができました。
手術が始まり、次女はものの数分で出てきました。
そして一瞬面会してすぐに外に連れ出され
私は閉腹手術があるので1人で手術室に残されました。
先生怖いこと言うのやめて。
長女を帝王切開で産んでから1年は経っているので、当然傷は塞がっていたのですが。
それでも一度切ったところなので、傷口部分は少し薄くなっていたようで。
子宮がそこまでパンパンに膨らんでいたわけではないのに、切る前から中にいる次女の髪の毛がうっすら見えていたそうです。
怖すぎるわ!
破裂寸前だったってことやんか!
「まあ無事産まれて良かったねえ」なんて先生は笑っていましたけど。
無事産ませてくれたのはありがとうですけど。
その話ゾワっとしましたよ?
そして手術は継続。
麻酔をしているので感覚はあまりないのですが、それでも引っ張られたり押されたりという感覚はあり、局部麻酔で意識もはっきりしているので音や声もしっかり聞こえていました。
テレビなどで見る「The手術」という雰囲気は一切なく。
緊迫感もなくて先生と助手さんの声のトーンも落ち着いていて、
「お母さん醤油取って」「はーい」くらいのテンションでやりとりをしていました。
でも「アレ取って」とか曖昧な指示やめて先生。
「今なにしてるのかなー」なんて思いながら冷静に眺めていると、不意に先生から声をかけられました。
「今ね、きれいに縫ってる」
なんの報告?
いやありがとうですけども。
引き続きよろしくお願いいたします。
アレかな。私が暇かなと思って気遣ってくれたんかな。
それともご自分が「きれいに縫えるよ!」ってアピールやったんかな。
時間かかってるのは丁寧にやってるからだよって教えてくれたんかな。
先生の言葉の真意はよくわかりませんでしたが手術は続行。
いやほんとに手術中は痛くないんですよ。「手術中」は!
先生たちもなんか談笑してたし。
でも閉腹手術。長い。
手術開始から終了まで約2時間。
そりゃもう丁寧に閉じてくれてるのならそれに越したことはないし。
どうぞお願いしますって感じなんですが。
長いわー。
なんやったら話題振ってくれたら全然入れた。
美容師さんがお話振ってくれるノリで
「今期のドラマなに見てますー?」とか言われたら
全然「あ、あの女優さんが出てるサスペンスの…」とか言うてた。
帝王切開手術の閉腹手術は
カーテンの染みの位置やひだの数まで覚えられそうな勢いで暇でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:白目みさえ
年齢:30代
子どもの年齢:6歳、4歳
心理師として精神科に勤務するとしごの母。生粋のオタクです。基本的に白目をむいて育児をしており、その様子をカルタにしたものを増産しています。ライター、イラストレーターとしても活動中。
インスタグラム:@misae_mon
NAPBIZ公式ブロガー:「日々白目むいてます」
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