みなさんこんにちは。
心理カウンセラーとして精神科に勤務しながら夜な夜な漫画家活動もしております。
白目みさえです。
今回のお話は、私が次女の授乳のやり方で後悔をしたことをお話できればと思います。
皆様は「添い乳」ってご存知でしょうか？
授乳方法のひとつで、母も赤ちゃんも横になったまま母乳をあげて、お腹いっぱいになったら赤ちゃんがそのまま寝てくれるので、楽に寝かしつけもできる…と聞いたことはあったのですが、長女の頃はやり方もよくわからず、赤ちゃんを潰してしまったらどうしようなんて考えてしまって、一度もやったことがありませんでした。
そこで次女出産後に新生児訪問に来てくれた助産師さんに何気なくそんなことを話すと、添い乳のやり方を丁寧に教えてくださいました。
試しやってみると授乳後、次女がスッと眠ったではありませんか！
いつもなら授乳後に抱っこして揺らして寝かせてやっと寝たと思ったら布団に置いた瞬間に起きてまた泣いて…をエンドレスに繰り返していましたが。
この方法ですぐに寝てくれるなら夜中の授乳なんて無敵では？
って思ったのですが…?
何事にもメリットとデメリットがあるわけで…
保健師さんにも注意されたことなのですが、添い乳の際にはママが一緒に寝てしまわないように気をつけてくださいね。寝てしまうと、赤ちゃんが飲み過ぎて吐いてしまったことに気づけなかったり、ママがそのままおっぱいで顔を塞いでしまって窒息死してしまう危険性があるそうです。
夜中で眠いからこその添い乳ではありますが、疲れ切って眠った私は何をするかわからないので…自分のことを全く信用していない私は、せめて一緒に寝てしまわないようにだけは気をつけていました。自分の腕をつねったりして。
そんなこんなで添い乳のたびに起きていたので、結局細切れ睡眠になっていました。
私は次女が10ヶ月の時に職場に復帰したのですが、いくらすぐに寝ると言ってもこれでは寝不足になってしまいます。仕事を始めるとちょっときつい…。
添い乳の回数も少しずつ減ってきましたし、日中はともかく夜間だけでも断乳をしようと思い至りました。
そこで早速夜間断乳についてリサーチ。
たしか長女の時にも調べたのですが、長女はあまりにアッサリ断乳しちゃったので。
もうすっかり忘れていましたが、断乳のポイントは「いくら泣いたからといって再開しちゃダメ」でした。
理屈は納得できます。10分泣いて母乳が出てきたら、次からも10分泣きます。そこで根負けして15分で母乳を出せば次からも15分泣きます。こちらが根負けすることは、結局長く赤ちゃんを苦しめてしまうのです。
というわけでレッツ断乳。
入眠してしばらく経った頃。次女がスンスン泣き始めました。
添い乳していたのはこの「半分寝ぼけてスンスン泣いてる状態」だったのですが、ここは我慢です。
大泣きするようなら抱いて揺らしてもう一度寝かそうと思っていたのですが…。
なんと20分くらいはスンスン泣いて、スッと寝たと思いきや5分も経たずまたスンスン。
こちらも寝たかなーとウトウトし始めるとまた泣くので寝るに寝られず。
結局起きあがっちゃって見守っていたら朝を迎えました。
目の下にクマを作って呆然と赤子を見守る私を見て夫がびっくりしていました。
結局朝になってやっと寝ついて起きたのは昼。午後はご機嫌で過ごし、昨夜の疲れがあったからか寝つきはすんなりでしたが、夜中は同じようにスンスンスンスン。
スンスンなしに眠るようになったのは1週間も経った頃でした。
それがなんと仕事に復帰する2日前。
このままずっとスンスンするのかと思っていたので本当にホッとしました。
決して添い乳が悪いわけではありません。
私の場合は少しでもグズった時にすぐにおっぱいを差し出していたので、次女もおっぱいなしには寝られなくなってしまっていたのでしょう。
今思えば添い乳も使いつつ、トントンして寝かせたりお気に入りのタオルや毛布をそばに置いてあげるなど、「もう一度眠る方法」をたくさん試してあげれば良かったなと思います。
著者：白目みさえ
年齢：30代
子どもの年齢：6歳、4歳
心理師として精神科に勤務するとしごの母。生粋のオタクです。基本的に白目をむいて育児をしており、その様子をカルタにしたものを増産しています。ライター、イラストレーターとしても活動中。書籍『日々白目むいてます（SBクリエイティブ）』『白目むきながら心理カウンセラーやってます（竹書房）』、新刊『子育てしたら白目になりました（KADOKAWA）』発売中。
インスタグラム：@misae_mon
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