はじめまして、”えん”と申します。
現在1歳の娘を育児中。今回は妊娠初期に飲酒をしてしまったお話です。
今思えば、自分が妊娠するということ、お腹に赤ちゃんがきてくれること、
それに対してしっかりとした自覚や覚悟ができていなかったように思う(反省)。
もともとお酒はたしなむ程度だったが、夫がお酒好きなこともあり、
結婚後は食卓にお酒がのぼることが日常になっていった。
結婚2年目で妊活を開始。
最初からスムーズにはいかなかったが、
「妊活はストレスを溜めないことも大事だよね〜」と、
あまり思い悩み過ぎないように普段と同じ生活を続けていた。
そんなとある夜、夫が手料理を振舞ってくれ、
お酒を飲むにはぴったりの楽しい時間。
「今月も妊娠してない気がするし…」
何を根拠に言ってんだ?と自分をはたきたくなるが、
1年前に自分で漬けていた梅酒を一杯飲んだ。
食事をしていると次第に胸がムカムカ。
(…なんか気持ち悪いな。。でもせっかく作ってくれたしな。食べたら治るかも。)
しかし気持ちの悪さは一向におさまらずにその夜はなかなか寝付けず、
次の日には吐き気も出てきた。
(き、気持ち悪い。。。。胃腸薬…飲もうかな。)
(…えーと……。まさかとは思うけど。。薬飲む前に一応妊娠検査薬しておくか…。)
そのまさかだった。
妊娠検査薬にはくっきりと陽性を示す線が現れていた。
(よ…よよよ陽性反応!!!)
後日、病院で心拍も確認。
お酒を飲んだ日は妊娠7週目に入っていたことを知った。
反省。反省。大反省!
その日を境に一切のアルコールを遮断。
気にし始めると、お酒は身近な食べ物にも含まれている。
大好きなラムレーズンのお菓子も我慢。
その後、無事に娘が誕生!
初めての赤ちゃんのお世話で四六時中気は張りっぱなし。
授乳もあり、お酒とは無縁の毎日。
それからあっっっという間に時は過ぎていき
娘が1歳の誕生日を過ぎたころ、卒乳のタイミングがやって来た。
幸いにも娘は母乳にそこまで執着がなく、あっさり卒乳。
私の方がなんだか寂しい。
(もう母乳あげなくていいんだなぁ……)
それから数日後、夫から突然何かを手渡された。
見ると卒業証書が入っているような丸筒。
「え?何?」
筒を開けると中には「卒乳証書」と「お酒」が入っていた!
でも、夫からもらったお酒はなぜかまだ飲む気にはなれない。
(もう、いつ飲んでも良いのにな…)
お酒を飲まない日々は、同時に妊娠中や
慣れない赤ちゃんのお世話の毎日の思い出とともにある。
大変だったけど、振り返れば貴重でかけがえのない蜜月。
お酒を解禁すると、その日々が完全に過去のものになってしまいそうで、
なかなか栓を開けられないのであった。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:えん
年齢:30代
子どもの年齢:娘1歳
30代凡人。過去の話や現在の日常をイラストで描いています。夫・ハト氏と、娘・ぽっぽちゃん(2022年2月誕生)の3人暮らし。
Instagram:@tamago_en
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