こんにちは、あさのゆきこと申します。
現在、6歳と4歳の娘たちの母でアラフォーです。
よろしくお願いいたします!
私事ですが、この連載を始めさせていただいてから約1年半が経ちました。
読者の皆様、誠にありがとうございます。これからも面白くて有用な記事が書けるよう精進して参ります。
実は私は漫画や絵の連載の仕事が長いのですが、妊娠中にも漫画連載の仕事をさせていただいていました。
今回はその頃のお話をしようと思います。
漫画家としては少ない仕事量なのかもしれませんが、当時は隔週連載でも精一杯でした。
妊娠すれば体調不良も出てくるだろうし、産前産後は動けないでしょう。
ですがそのようなぼんやりとした知識だけで、自分事として妊娠中のことをあまり想像できていませんでした。
私の妊娠した当時ですが(2017年くらい)、
子どもを産んでも早く復帰する方がすごいという風潮がまだまだ残っていました。
私も妊娠をものともせずバリバリ描く作家さんがカッコいい!そうなりたい!と強く思っていました。
そして仕事がなくなる恐怖もちらつきました…。
でも妊娠は病気ではないから、情熱さえあればずっと休まず仕事することは可能だと思っていました。
しかし妊娠が進むにつれ現実はそう甘くないことを思い知るのです。
まず悪阻です。
一時期食べても吐く、食べられない、起きられないという状態が2週間ほど続きました。
これで1ヶ月分休載です。
そして切迫早産です。
過去の記事にも書きましたが妊娠8ヵ月くらいの頃、切迫早産で入院しました。これでまた1ヵ月分休載です。
妊娠で休載したら漫画家の仕事がなくなるのかどうか、それは実際のところよくわかりません。
でも私は色々なところで囁かれるこの言説を信じていました。
だから極力休みたくない。漫画家で居続けるためには描かないといけない。
そう考えてはいましたが、体は辛いし入院にはなるし、心と体は休みたいと叫んでおりました…。
そして出産、また休載…
育児…。
私自身妊娠を終えてみると、よく妊娠中に仕事を通常通りに回そうとしたなぁと思います。
あの頃の自分に対しては感心半分、呆れ半分です。
もしあの頃の自分に言えるなら
「休みなさい!妊娠中は何かあったら取り返しのつかないことになるよ!
そして何よりどうやっても妊娠前と同じには動けてないでしょ!
休むことで仕事がなくなるって焦ってるけど、あなたは人生のどのタイミングでも焦ってるでしょ!
時間の使い方は産後も変わってくるから、今は予行演習と思って、とにかく妊娠中くらいもっとゆっくり休みなさーい!」って言います…。
でも最近は、以前のような休載=怠慢、悪のような印象ではなく
妊娠、出産、体調不良などで休載される作家さんも増えてきてるような気がします。
芸能人の人たちもそうです。
少しずつ休むのに優しい世の中になってきているような…
とてもいいことだと思います!
何より自分と子どもの心と体が一番大事なのですから、このまま無理せず休める世界になっていって欲しいですね。
そして休んでも出来るだけ復帰できるような社会であればなお良しで!
そして以前のような仕事が出来ないと感じている妊婦のみなさん!
自分を責めないで下さいね~!!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:あさのゆきこ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:6歳と4歳
2017年に長女、2019年に次女を出産しました。高齢出産のアラフォー母です。同学年の夫と体にムチ打って育児をしています。
Instagram:@yukikoasano17
ブログ:あさのの漫画置き場
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