こんにちは、三輪です!
今回は、情緒不安定だった初期の頃の自分の様子を振り返ってみようと思います。
今思えば妊婦期間中は常に感情の振り幅が大きく、喜びと怒りのウエーブにのみ込まれまくっていた気がします。
特にすごかった妊娠初期。私の心は荒れ狂っていました。
とにかくキリキリしていて、攻撃的で、ちょっとしたことで大噴火という、今の自分が側にいたら「ちょっと落ち着けw」と言いたい。
例えばですね。
誰かに妊娠がバレて(そもそもバレてという言葉がネガティブですよね)
「おめでとう!」
なんてお祝いの言葉をいただいた日は
「無事に産まれるのか分からんのに、簡単にそんなセリフ言われたくない」
とモヤモヤが止まらず夜も眠れない。
人生の先輩のような方々に
「大丈夫よ〜」
と温かい言葉をもらっても
「はい?なぜ?どういう根拠があって?」
と、問い詰めたい衝動が腹の底から湧き出てきて、口を開かないようにするのに必死。
やばくないですか?笑
もちろん分かってる、「おめでとう」以外のフレーズって探すの難しいし、おめでたいことは分かってる。私だって今まで普通にそういう言葉使ってきた。
しかし私の頭と感情は不仲すぎて、全く寄り添おうとはしてくれないんです!!
ほとんど怒りに支配されていましたが、たまにウジウジ日もあって
「こんなに性格悪くて、絶対お腹の子に嫌われてる…悪影響だよね…」
「産まれてくるのイヤになったりしてるはず…」
と、被害妄想というかなんというか、ネガティブな考えが止まらなくなるときもありました。
でも、感情をなしにしたり頑張ってポジティブにするのって私には無理で。
人を攻撃したりするのはもちろんナシですが、自分の感情はそのままに、あるものとして心に置いといていました。
そしてたどり着いたのが、そもそも誰にも会わないほうがいい、ということです!
とにかく一人でいました。
時期的に感染症が流行していたので、それも当時の私にとっては都合がいい部分も多かったです。
自分時間がたっぷりあったので、体調と相談しつつ本を読んだり、映画をみたり、穏やかな時を過ごしました。
助かったのは、オットがすべてを受けとめてくれたこと。
どんな不条理なグチも否定せずに聞いてくれて、怒りの矛先が彼に向かえば次の瞬間「ごめんね」と言い、私のサンドバックとして存在してくれました。
この恩は忘れないようにしようと思います…!
そして妊娠後半は、割と情緒が落ち着いて人に会うようになりました。
その時会った友人に、この時の私の不安定な情緒の話をしたら
「そういえばこの前、お腹がぽんぽんのトカゲが庭にいたんだけど、シャ〜!って感じですっごいカリカリしてたんだよね〜。トカゲでああなるなら、人間だって当たり前なんじゃないの?」
と話してくれて、そりゃたしかに仕方なかったのかもと思えました。
トカゲも人間も、お母さんはお腹のお子さまを守るために必死なんだな〜って。
そう思ったら、当時の自分を全肯定できそうです!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:三輪夏生
年齢:30代
子どもの年齢:2歳
イラストレーターです。 岐阜の小さな町で夫と息子と暮らしています。 日々の生活や畑、子育てなどをテーマに漫画や絵日記を描いています。
note:三輪夏生
instagram:@miwa_morning
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