こんにちは!5年半の妊活・不妊治療を経て妊娠・出産し、現在1歳の子育てをしている「小森うに」です。
不妊治療中~妊娠・出産・子育てのエッセイ漫画を描いたり、不妊治療ピアサポーターとして治療で悩んでいる方の相談に乗ったりしています。
今回は「妊娠初期の眠気」についてお話しします。
妊娠初期の頃は、とにかく眠かったです。それはもう、想像を超えるくらいの眠さでした。
私はその頃、在宅で仕事をしていました。でも、時にはキーボードで文字を打ちながらうとうとと眠っていることもありました。画面を見ているはずが、気づけば目を閉じていて...。
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ!」と気持ちは焦るのですが、抗えないほど眠くなるんです。
少しだけ眠ろう...と横になったが最後。気が付いたら夕方...!慌てて晩御飯の支度をはじめる...なんて日々が続きました。
仕事の締め切りが迫っているのに、体は言うことを聞いてくれません。
はじめは何もせずに寝てばかりいることに罪悪感を覚えました。
「こんなんじゃダメだ」「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めることもありました。
でも、そのうち「赤ちゃんの成長のためには、無理せず眠ってゆっくりしなはれ!というカラダからのサインだ」と、開き直って眠くなったら寝ることにしました。
そして、実際そうだと思うんです。
妊娠初期の眠気は、プロゲステロンというホルモンが増加して眠気が起こるそうです。このホルモン、妊娠を維持するためにとても大切な役割を果たしているんです。だから、眠くなるのは赤ちゃんのためでもあるんです。
人間の体ってよくできていますよね。妊娠初期に眠くなるのは、赤ちゃんの発育と母体の変化に対応するための自然な反応なんです。
とはいえ、仕事や家事がある中で、眠気と付き合っていくのは大変です。私なりに工夫した対処法をいくつか紹介します
①短い昼寝を取り入れる:15〜20分程度の短い昼寝で、かなりマシになります。
②適度な運動:軽いストレッチや散歩で血流を良くすると、眠気が和らぎます。おすすめはラジオ体操です。音楽をならすと勝手に体が動きます!
③休憩時間の確保:仕事中も小まめに休憩を取り、目を休ませましょう。
妊娠初期は、眠いし、つわりはあるし、気持ちも不安...。お腹が目立っていないだけで、とても大変な時期だと思います。
周りの人には理解されにくいかもしれません。でも、あなたの体は今、大切な命を育むために懸命に働いているんです。どうか無理なさらず、あなたと、あなたの赤ちゃんの体調を一番に考えて過ごしてくださいね。
眠いときは眠る、疲れたら休む。それは決してわがままではありません!むしろ必要なことなんです。
妊娠初期の眠気は必ず落ち着いてきます。それまでの間、どうかゆっくりと、自分の体と向き合いながら過ごしてくださいね。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:小森うに
年齢:30代後半
子どもの年齢:1歳
5年半の妊活・不妊治療を経て、念願の育児中です。かわいくてたまりません。妊娠〜子育ての、癒されてちょっと役に立つ情報を漫画でお届けしています!
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