こんにちは、あさのゆきこと申します。
現在、6歳と5歳の娘たちの母でアラフォーです。
よろしくお願いいたします!
毎年秋になると初めて出産したころのことを思い出します。
長女を産んだのは10月のことでした。
予定日は11月下旬だったのですが、10月中旬を過ぎたころに産気づき、
36週と0日で出産しました。早産児です。
長女の体重は2496グラムでした。
産後、長女は呼吸がうまくできず酸素を付けてもらい、
対面もそこそこにすぐNICUのある病院へ連れていかれました。
その後、母子手帳を見たら「#低体重児」との記載がありました。
他にも「#早産児」や「#母体甲状腺機能亢進」など色々書かれていました。
一つでも記載を減らしてあげたかったです。
低体重児の基準は2500グラム。
たった4グラム足りず低体重児になってしまったのが惜しくて
もう少し…羊水を髪の毛にふくませておいて量るとか!
そうしていたら1つでも記載を減らせていたかもな~
などと当時はセコイことを考えていました。
そういうわけで長女は呼吸が確立し、体重の増加が確認出来たら退院することになりました。
私の方が先に退院し、翌日から毎日搾乳して冷凍してNICUに届けました。
面会に行くと赤ちゃんは医療器具に繋がれていました。
器具が取れる日が来るのか、ちゃんと育つのかずっと心配でした。
赤ちゃんに会ったら安心するよと助産師さんは言ってくださいましたが
赤ちゃんに会っても全く安心できず余計に落ち込んでいました。
退院した翌日から母乳を毎日届けるのがとても大変でした。
帝王切開の傷も治っていないのに…と思っていました。
ですがもし赤ちゃんと一緒に退院していたら体が回復していないのに
さらに赤ちゃんのお世話が加わるわけですから
まだましな方だったと今ならそう思います。
酸素が外れても、体が小さいからなのかミルクを飲む量が少なく心配しました。
また、「早産 リスク」などで検索したらいろいろ出てきて余計心配になったけど、私は直接赤ちゃんに何もしてやることが出来ないので、
毎日病院へ通い、簡単なお世話をし、祈るしかできませんでした。
また、私の通っていた病院では生後半月で母子健診があり、
私は一人で行ったのですが他のみんなは赤ちゃんと一緒に来ていて、
それがとても悲しくてみじめで人目もはばからず涙しました。
それでも病院と子どもの生命力を信じてNICUに通い続ける他にないのです。。
長女が退院してからも、常にネットで見た早産のリスクが頭をかすめていました。
里帰りをしたので私の実母はそんな私をたまに励まし、たまに叱咤激励してくれました。
というのも、実母も私を34週で産んでおり、
赤ちゃんより先に退院したこと、2週間以上搾乳して病院へ届けたこと、
搾乳だけでは母乳が枯れてしまいミルクに切り替えたこと、
赤ちゃんを大層心配したことなど経過がとても似ていたため
共感してくれたんだと思います。
私が早産で生まれたということは以前より聞いていましたが、34週で生まれたとは聞いていなかったので、驚いたと同時に当時の母の気持ちを思いました…。
そして私は34週で生まれたけど、特に病気がちでもなく元気に生きてきたので、
36週で生まれた娘もきっと大丈夫だろうと希望が持てました。
出産に対して理想や希望がありました。
そして思い通りに育ってほしい、こんな子に育ってほしいという思いが多少なりともありましたが、しょっぱなから打ち砕かれました。
出産、育児は自分一人のものじゃないので
自分の理想通りに行くはずないのです。
早産のことがあって、出産とは育児とは「こうであるべき」「こうならねば」といった思考を諦め、結局は子どもを信じるしかないのだと思い知らされました。
長女は今現在6歳です。大きな病気もせず元気に育っています。
背は小さめですが標準の範囲内で毎日元気に動き回っています。
そして34週で生まれた私もアラフォーまで元気に育っています。165センチです(笑)
早産になったお母さん方、どうしても辛い思いがあると思いますが
どうかご自分を責めずお子さんのことを信じてあげてください。
(難しい時もあると思いますが…)
そして今回でゼクシィBabyさんでの体験記は最後になります。
今までたくさんの記事を読んでいただきありがとうございました!
私の記事が皆様の出産への不安を少しでも和らげるものであったなら
こんなにうれしいことはありません。
皆さまと皆さまのお子さんがこれからもずっと健やかに過ごされますように。
著者:あさのゆきこ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:6歳と4歳
2017年に長女、2019年に次女を出産しました。高齢出産のアラフォー母です。同学年の夫と体にムチ打って育児をしています。
Instagram:@yukikoasano17
ブログ:あさのの漫画置き場
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