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【医師監修】妊娠30週(妊娠8ヶ月:妊娠後期)

2020-04-23

妊娠30週の赤ちゃんの様子

ふっくらと皮下脂肪がついて
赤ちゃんらしく肌もなめらかに

30週のエコー写真。皮下脂肪がついて、お顔も少しずつふっくらしてきました。生まれてからのお顔と差がなくなってくる頃です画像提供:丸茂レディースクリニック

羊水量がピークとなる時期で、約800mlにもなります。これから少しずつ減少していき、生まれる頃には500mlほどになります。

血液のもととなる赤血球の細胞は、受精した頃には卵黄嚢、次に肝臓や脾臓でつくられていましたが、今では大人と同じように全て骨髄でつくられています。

皮下脂肪は、寒さからからだを守る断熱の役割と、エネルギーを蓄える役割をします。赤ちゃんの肌は少しずつ脂肪を蓄えて、なめらかにふっくらと赤ちゃんらしくなっていきます。血管が透けて赤っぽかった赤ちゃんの肌は、脂肪がつくと白く見えます。赤ちゃんの肌は爪も完全にできあがっています。

監修医師

丸茂 元三先生

産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長

産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。

妊婦30週のママの体の変化とアドバイス

立ち仕事がつらいです。
どうしたらいい?

長時間の立ち仕事はおなかの張りや足のむくみ、立ちくらみなどが心配。立ちっぱなしでおなかが張ってしまい、早産の兆候が現れたり、大きいおなかでバランスを取って支えようと反り腰の姿勢になって腰を痛めたりするケースもあるので、注意をしましょう。

勤務時間中は、可能ならばいすを近くに置き、ちょこちょこ腰掛けて休めるようにするのがおすすめ。できるならばスペースを見つけて休憩時間には横になったり、ふくらはぎをマッサージしたりして、疲れをためないように心がけて。靴はヒールのないもののほうが立つ姿勢に無理がかかりません。

これからは、立ちっぱなしだとからだに負担がかかります。上司に相談して勤務時間を短縮してもらうか、デスクワークへ替えてもらうなどの対応も必要です。まずは自分とおなかの赤ちゃんのことを最優先に考えて過ごしましょう。

監修医師

林 聡先生

産婦人科医
東京マザーズクリニック 院長

産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、超音波専門医、周産期(母体・胎児)専門医。国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科 医長ののち、2012年1月より 東京マザーズクリニック院長に就任。

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