【医師監修】妊娠20週(妊娠6ヶ月:妊娠中期)
妊娠20週の赤ちゃんの様子
手足をさかんに動かして運動中。もうすぐ超音波の画面からはみ出しそう
太ももの骨の長さ(大腿骨長)は約3cm になりました。超音波では赤ちゃんが手足をさかんに動かすようすが見られます。足はキックのような動きをしたり、手は指をしゃぶったり鼻をこすったり。あまりによく動くので、今まで胎動を感じたことがなくても、6ヶ月の終わりまでにはほとんどの人が感じられるでしょう。
肌は厚みを増していますが、皮下脂肪はまだ少ないので、全体的に痩せている感じです 。もう眉毛やまつ毛、髪の毛も生えています。超音波検査では画面内に全身が収まるギリギリのところです。産院に4D超音波診断装置があるならば、見せてもらうのによい機会でしょう。
監修医師
丸茂 元三先生
産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長
産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。
妊婦20週のママの体の変化とアドバイス
胎動っていつ頃
どんなふうに感じる?
そろそろ胎動を感じている人もいるのではないでしょうか。経産婦さんは胎動の感覚を覚えているので、早めにわかる方もいらっしゃいます。
はじめての胎動は、「腸の動きが活発だな~と思ったら胎動だった」「金魚がおなかの中にいるみたい」「ポコポコポコという感じ」と人によってさまざま。横になったり、おふろにはいったりとリラックスしていると少しの胎動でも感じられるようになります。妊婦さんがゆったりとした気分で赤ちゃんの動きを感じることで母性も育まれていきます。また、パパに胎動を感じてもらうには、お風呂やお布団の中など、皮ふの温度が下がりにくく、ゆったりとした温かい環境で、時間を長めに触れてもらうとわかりやすいです。
赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。
監修医師
海老根 真由美先生
産婦人科医
白金高輪海老根ウィメンズクリニック 院長
産婦人科専門医。2013年 産婦人科、婦人科、助産師の外来を中心とした白金高輪海老根ウィメンズクリニックを開設。