【医師監修】妊娠23週(妊娠6ヶ月:妊娠中期)
妊娠23週の赤ちゃんの様子
聴覚がどんどん発達している最中、ママのからだの音や声を聴いている
身長は約30cm 、体重は約650g にまで成長します。超音波では一つの画面には全身が映らないほど大きくなっています。羊水の量も増えて、500mlほどに。羊水は細菌感染を防ぎ、子宮内の温度を一定に保って赤ちゃんを守ってくれています。ですが、その羊水はほとんど赤ちゃん自身のおしっこからできています。不思議です。
赤ちゃんはおなかのなかで、ママのからだの音や声を聴いています。赤ちゃんの耳は、最初に内耳ができて、次に中耳の骨が固くなり、まもなく外耳ができてきます。形とともに、今は「聴こえる」という感覚を養っている時期です。たくさん話しかけて声を聴かせてあげると神経が活発に反応し、聴覚が養われていくことでしょう。
監修医師
丸茂 元三先生
産婦人科医
丸茂レディースクリニック 院長
産婦人科専門医、超音波専門医。東京大学医学部附属病院産婦人科 助手等を経て、板橋中央総合病院産婦人科 医長ののち、2013年9月 丸茂レディースクリニック開設。
妊婦23週のママの体の変化とアドバイス
妊娠線ケアって
早めにしたほうがいいの?
妊娠線とは、妊娠によって大きくなったおなかやバストにできるスイカの筋のような赤紫色の線のこと。出産後、徐々に赤みが消えて白っぽくなりますが、元の状態に戻ることはありません。妊娠線予防で大切なのは、肌をやわらかく伸びやすくするための保湿ケア。おなかが目立ってくる妊娠中期から、妊娠線ケア専用のクリームやオイルをやさしく円を描くように塗りましょう。おなかはてっぺんだけでなく下腹部まで忘れずに塗り、皮下脂肪が増えやすいおしり、バスト、太もももあわせて保湿しましょう。
また、気を付けてほしいのが急激な体重増加です。妊娠線は体重が急激に増えたときにできてしまいます。体重の増加はゆっくり、ゆっくりであることが大切です。
監修医師
林 聡先生
産婦人科医
東京マザーズクリニック 院長
産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、超音波専門医、周産期(母体・胎児)専門医。国立成育医療センター周産期診療部胎児診療科 医長ののち、2012年1月より 東京マザーズクリニック院長に就任。