【3000人にアンケート】親への妊娠報告 いつ?どう伝えた?
妊娠がわかって親に報告したいけれど、どのタイミングで伝えるべきか迷う人が多いようです。検査薬が陽性になってすぐでは早すぎる?でも安定期だとずいぶん先になってしまう……。
親への妊娠報告に悩む方に、3000人以上のアンケートから見えてきた「いつ」「どちらの親から」「どう伝えた」のか、結果をご紹介します。
今回のテーマは…
親への妊娠報告
※記事内のデータ・コメントは「ゼクシィBaby会員」3,195人が回答したアンケートによるものです(2022年9月実施・妊婦さんと0カ月~2歳までのお子さんをお持ちのママ3,195人が回答)。
親に妊娠をいつ伝えた?
自分(妻)の親には「病院で胎児心拍を確認した後」が約4割で最多数
Q.自分の親に妊娠報告したのはいつですか?
おめでたいことなので、妊娠がわかったらすぐに自分の親には伝えたかった!というコメントがとても目立ちました。
一番多いのは「病院で胎児心拍を確認した後」のタイミング。確実に病院で妊娠していると診断を受けてから報告していました。
次に多かったのは「妊娠検査薬で陽性が出た後」。陽性マークが出てうれしくて、電話やLINEで即報告したというエピソードも。
3番目に多かったのは「母子手帳をもらった後」で、「これで親に報告できる!」とちょうどよい区切りに選んだ人が約17%いました。
<妊娠の兆候を感じてすぐ>
このタイミングでの報告は、不妊治療中で親に状況を共有していた人や、体調の異変を親に相談して「もしかして妊娠では?」と指摘されて気付いたケースが多いです。
母に眠気がすごいと話すと、「妊娠?」と聞かれ、後日検査すると陽性でした。(好美さん)
<妊娠検査薬で陽性が出た後>
妊娠検査薬で陽性のラインが出ると、待ち望んでいた妊娠に「やった!」とテンションが上がりますよね。その勢いのまま、親に連絡したという体験談が多く集まりました。
夫婦で、両親をそば屋さんに呼び出し、検査薬の写真を見せて妊娠報告しました。(ぷちこさん)
母には我慢できず、すぐにLINEで「陽性になった!」と報告しました。とにかく安静にするように言われました。(まゆさん)
<病院で胎児心拍を確認した後>
早く報告したいけれど、医師にきちんと妊娠判定をされるのを待ってからというケース。エコー写真を見せて報告する人が多かったです。早いタイミングで伝えることで、つわりや心構えについて教えてもらえる安心感も。
里帰り出産を考えており、病院からの紹介状の期限が決まっていたため、心拍が確認出来てすぐ母に連絡しました。(M・Iさん)
夫と2人で、TV電話を通して「妊娠したよ」とエコーの写真を見せました。(TMさん)
<母子手帳をもらった後>
母子手帳をもらったときも、区切りとして良いタイミングの一つです。超初期の不安定な時期から少し時間が経って正式に母子手帳をもらったことで、妊婦健診など本格的に出産準備が進んでいき、親にも具体的な報告ができます。
妊娠4ヶ月頃に私の両親と祖母をステーキランチに誘い、夫からエコー写真を見せて報告。つわりでステーキどころではなかったですが(笑)。(Nanaさん)
自分から母親だけに、里帰りの有無や介助の依頼などを電話で伝えました。他の実家の家族には安定期までは内緒にしてもらうようにしました。(SSさん)
<安定期に入ってから>
「初期流産などで、自分たちだけではなく親にもつらい思いをさせたくない」「高齢出産なので、安定期に入ってから伝えたい」という声が多数。ただ、つわりが重く、安定期に入って報告するつもりが、結果的に少し早く伝えることになってしまったというケースも見られました。
安定期に入るまでは流産の可能性が高いため、期待させてはいけないと思ったから。(カールさん)
妊娠初期に流産した経験があり、親も心配していたので今回は安定期に入って性別も判明してから電話で伝えました。(Mさん)
夫の親にも「病院で胎児心拍を確認した後」報告が約35%
Q.夫の親に妊娠報告したのはいつですか?
一番多かったのは、自分の親と同じく「病院で胎児心拍を確認したあと」でしたが、2位「母子手帳をもらったあと」・3位「安定期に入ってから」と、夫の親には自分の親よりも遅めのタイミングの報告が多い結果に。
「もしものときにがっかりさせたくない」「自分の親と違って、つわりなど体調の変化に気付かれにくい」「妊娠初期に心配かけないように」という理由が多いようです。
<妊娠検査薬で陽性が出た後>
早いタイミングで夫の親に報告したのは、普段から交流が多い、親が妊娠を待ち望んでいるなどのケースでした。
夫の両親からお寿司を食べに行こうと誘われて、生ものは…と断ったらすぐにバレました。(まなままさん)
夫から電話で報告しました。なかなか子どもができないことを心配されていたので、まだ誰にも言わないでと念を押しての報告でした。(もちぽよさん)
<病院で胎児心拍を確認した後>
胎児心拍を確認したことで、親に報告できると判断した夫婦も多かったです。夫の親への報告は、夫が電話やLINEで伝えたり、夫婦で夫の実家を訪問したりするなど、妻から直接伝えたケースは少なかったです。
夫が家族のグループLINEに妊娠していること、心拍が確認できたことを報告。(minpikaさん)
家が近いので、心拍確認後の休日に2人で妊娠報告をしに行きました。(y_mamaさん)
<母子手帳をもらった後>
母子手帳をもらってから正式に報告した人は約2割。夫の実家が遠方で、お盆や正月などの帰省タイミングに合わせて報告したという体験談も目立ちました。
ちょうどお盆の時期だったので、まずは私がLINEでお義母さんに報告し、夫にはエコー写真を持って帰省してもらいました。(ほたるさん)
夫の実家へ泊まりに行ったときに、会話の流れで夫が「〇〇はもうお酒飲まれへんからなー」とさりげなく妊娠を伝えてくれました。(T.Sさん)
<安定期に入ってから>
安定期の報告を選んだ理由で一番多かったのは「もしものときに心配させないため」。少数ですが、孫フィーバーになりそうでつわりのつらい時期は避けた!というコメントも。
初孫なので早く伝えたほうがいいと思ったが、すぐにベビー用品を買ってくることが予想できたため、夫の判断により安定期まで待つことに。(カールさん)
義母も流産した経験があったと聞いていたので、安定期に入って医師からほぼ大丈夫というお墨付きをもらってから夫と一緒に報告しました。(M.Sさん)
どんなふうに伝えた?
伝え方についてもさまざまな体験談が。夫婦のキャラクターや親の性格に合わせて、伝え方を考えています。里帰りや身の回りのサポートなど、具体的なお願いをするなら直接伝えることが大切です。
<素直に伝えた>
病院からの帰り道に電話で「赤ちゃんができた」と伝えました。(Y.Oさん)
両親に電話して「新しい命を授かった」と報告しました。(TOさん).Sさん)
<さりげなくユーモラスに>
父がおなかが出てるので、「何ヶ月?」ってわざと言った後、自分のおなかを指して「私は○ヶ月」って感じでした。(えびまよさん)
エコー写真を見せて、「コレは何でしょう?」と言いました。(M.あやかさん)
<お願いしたいことを具体的に伝えた>
つわりが重かったので、職場から近い実家に寄ったり、実家から職場に通ったりすることもあるかもと伝えました。(K・Kさん)
母にLINE通話で「妊娠したので、今後出血とかで緊急で協力をお願いすることがあるかも。よろしく」と伝えました。(あまきさん)
電話して「妊娠して里帰りも検討している」と母の考えを聞きました。(ニコニコさん)
<サプライズで楽しく伝えた>
夫婦2人で、直接、胎児の写真をかわいい封筒に入れてサプライズで両親に渡しました。(みおままさん)
夫と2人で実家へ。ケーキを買っていき、プレートに「おじいちゃん、おばあちゃんおめでとう!」と書いてもらってサプライズで渡しました。(あーやさん)
安定期前でしたが、プレゼントボックスにエコー写真とお菓子を入れて「早めの誕生日プレゼントだよ!」と母に初孫報告しました。(ににさん)
タイミング・伝え方について夫婦で話し合ったこと
多くの夫婦が、タイミングや伝える順番、伝える内容について話し合っていました。 特に「両家への報告タイミング」は重要なポイント。自分の親にはすぐに報告したい派と、タイミングを揃えた派に分かれています。
<両方の親へ同時に報告>
双方の両親ともうれしくて舞い上がることが予想されたので、心拍が確認できるまでは安心できないと思い、夫婦で話し合いほぼ同じタイミングで話しました。(pechiさん)
両方の親が近くに住んでおり、会う頻度も高いためほぼ同時に報告しようと決めました。(E.Fさん)
<妻の親、夫の親でタイミングをずらして>
自分の母には不妊治療の話も全てしていたので先に伝えたい、父と義両親には心拍確認まで済んでから伝えたいと話して、夫に了承してもらいました。(Kさん)
自分の親は心配性のため心拍が確認されてから。夫の親は勘が鋭いため超初期に伝えました。(ゆかさん)
自分の親には、私がすぐ伝えたかったので検査薬で陽性が出てすぐ伝えました。夫の親に伝えるタイミングは夫と相談して、心拍確認ができ、確実に妊娠とわかってからにしようと決めました。(まこさん)
つわりがひどかったので、自分の親には早く伝えてサポートしてもらうことに。(まいさん)
親への妊娠報告 失敗談/成功談
おめでたい報告なので「失敗」ということはありませんが、もっとこうしておけば、もっと話し合っておけばというモヤモヤが残った人も。
反対に「成功した!」というコメントからは、とにかく喜んでもらえた、エコー写真を使ってプチサプライズをしたなど、うれしい声が多く集まっています。
<失敗談>
あまりにも日常生活の中でのさらりとした報告だったため、何か記憶に残るサプライズをしたらよかったかも。(向日葵さん)
実母は口が軽いタイプで、祖父母や伯母に話してしまったこと。自分で報告したかったのに勝手に伝えていてもめました(笑)。(みかさん)
夫が面倒くさがってなかなか夫の親に伝えてくれず、けんかしてしまいました。(MMさん)
安定期に入ってからと話していたとはいえ、5ヶ月になって、夫が勝手に親に伝えていたのにはコミュニケーション不足を感じました。(あだちさん)
<成功談>
遠方なので直接は会えなかったため、ビデオ通話でエコー写真を見せて報告をしたら、どちらの両親も泣いて喜んでくれました。(ばんちゃんさん)
エコー写真のコピーをとり、その裏に一言メッセージを書いて封筒に入れて渡したら、驚きながらも喜んでくれました。(エメさん)
両家の両親と共に、クラッカーのでたテープの色でジェンダーリビールを行い、その後3Dエコーの動画をみんなで見て盛り上がりました。(C.Sさん)
この記事のまとめ
タイミングや伝え方を夫婦で話し合うことが大切
妊娠報告のタイミングや伝え方について、じっくり夫婦で話し合いましょう。「いつ、誰から、どのように」報告するか話し合うことで、お互いの考え方や、親から受けたいサポート、どこまで話しておくことがベターか、など妊娠や出産に関する考え方が夫婦で整理できます。うれしいニュースだからこそ、報告タイミングや伝え方で夫婦間・親子間のモヤモヤが残らないように、夫婦でコミュニケーションをとってください。
- 構成・文/
- 竹本紗梨
- イラスト/
- 深川優
母に電話で不妊治療がうまくいったことを報告しました!(AOさん)