【2600人にアンケート】職場への妊娠報告、いつした?どう話した?(2022年最新)
妊娠してうれしい気持ちと共に、職場にはいつ報告しようという悩みも出てきます。
一般的に「安定期に入ってから」と言われていますが、つわりで日々の通勤や業務がこなせるか不安ですよね。
みんなはいつ報告したのか、どんなケースだと早めに報告すべきなのか、解説します。
今回のテーマは…
職場への妊娠報告
※記事内のデータ・コメントは「ゼクシィBaby会員」2,602人が回答したアンケートによるものです(2022年9月実施・妊婦さんと0カ月~2歳までのお子さんをお持ちのママ2,602人が回答)。
いつ妊娠を職場(上司)に報告した?
Q.自分の職場で上司に妊娠報告したのは
いつですか?
職場への妊娠報告は「安定期に入ってから」と言われることが多いですが、実際に報告したタイミングは、妊娠2ヶ月(4~7週)が最多で45%、次いで妊娠3ヶ月(8~11週)でした。
早いように感じるかもしれませんが、2~3ヶ月はつわりでつらいタイミング。まだ報告するつもりはなかったけれど、通勤や仕事に影響が出て早めに報告したという体験談がとても多く集まりました。それでは詳しい理由を見ていきましょう。
安定期より早めに報告した理由は?
仕事や通勤が難しそう…と早めに報告する人もいれば、つわりで体調を崩したり絶対安静になったり、報告せざるを得なかったケースも。
また、人員不足や人事のタイミングを考えて、職場に迷惑がかからないように早めに報告した人も多かったです。
共通しているのは「まだ言いたくなかったけど」という言葉。
流産リスクが下がる安定期まで、家族以外には報告したくないけれど、つわりの影響や職場のことを考えて報告していました。
<立ち仕事や力仕事のため>
あまり早くは言いたくありませんでしたが、5週目からつわりが始まり、接客業で重いものを運ぶ立ち仕事だったため、早めに報告しました。(ことことさん)
<体調不良のため>
妊娠4週目でつわりがスタートし、6週にはだいぶひどい状態になり、さすがに異変に気付かれてそのまま報告しました。(ポットさん)
切迫流産で絶対安静となり、5週目で仕事を急きょ数日間休むことになり報告しました。(Yさん)
<妊婦が避けた方がよい仕事のため>
医療者なので放射線を浴びたりしないように2ヶ月ですぐ報告して勤務の配慮をしてもらいました。(じんべえさん)
作業現場で劇薬を扱い、妊婦には厳しい環境だったため、業務変更の相談を早めにする必要があり2ヶ月で報告しました。(HFYさん)
<人事・後任探しのため>
次の人事で配慮してもらうために、まだ2ヶ月でしたが年度が変わる前に伝えました!(まふぃんさん)
昇格試験を受けて内定をもらっていたが、受けていいかわからず、心拍が確認できたタイミングで報告、相談しました。(まるんさん)
何かあったときに考慮してもらえるように、後任探しに間に合う妊娠2ヶ月の早めの時期を選びました。(24ゆきさん)
<その他>
「体調不良」で長く休むと、コロナかと心配されそうだったので、まだ2ヶ月でしたが直属の上司には話しました。(もんさん)
上司への報告はどんなことを話した?
Q.上司に妊娠報告でどんなことを話しましたか?
(複数回答)
妊娠報告で伝えることは主に以下の5つです。
●出産時期、産休に入るタイミング
●仕事復帰の時期
●業務量や業務内容で調整をお願いしたいこと
●(希望があれば)通勤時間やリモート勤務への変更
●職場全体への報告時期
上司の空き時間を見計らって時間を取ってもらい、5つのポイントについて簡潔に報告しましょう。
上司が特に知りたいのは、産休のタイミングと復帰の意思、そして今までの業務がどこまで可能なのかということ。
妊娠報告でのトラブルを避けて今後も働きやすくするため、みんなはこんなふうに工夫していました。
<通勤について>
通勤が車で1時間弱かかる職場なので、体調が悪い日はリモートで、朝も定時からずらして出勤していいなど、臨機応変に対応してもらえるように相談しました。(わかめさん)
電車の人混みがつらいので、時差出勤をしたいと申し出ました。(みやはむさん)
<業務量や業務内容の調整について>
業務中に体調不良になったら中抜けして、業務時間外になるが回復したら業務につくようなフレキシブルな働き方は可能かなど、詳しく相談しました。(黒猫さん)
今の自分にできることをまとめて、相談しながら業務量を調整しました。(ゆぽっちゃさん)
運転や外での活動量が多い業務でしたが、大事をとって他の方に代わってもらい完全に事務方になるという話をしました。(くつしたさん)
<同僚に報告する時期について>
他の管理職には伝えておきますと言われました。同期や後輩には自分のタイミングでおいおい伝えていくと話しました。(まなちゃんさん)
安定期までは、仕事でご迷惑をかけて影響が出る方のみに伝えたいとお願いしました。(るりさん)
<産休に入るタイミングについて>
里帰り出産で、妊娠30週までに産院で初回の受診をしなくてはいけないため、産休前に休みに入りたいと相談しました。(りーママさん)
正規の産休は6週前からですが、有給がたくさんあるので、さらに1ヶ月前に有休を使って産休に入りたいと相談しました。(A.Kさん)
就業規則がなかったのでそもそも産休制度があるのか、働ける時期に制限があるのかを確認しました。(みちさん)
<仕事復帰のタイミングについて>
出産後に変更する可能性はあるとしつつも、異動が多い職場のため早い段階で復帰のタイミングも相談しました。(CATさん)
0歳の4月保育園入園は見送る考えで、年度途中で入園できたら1歳の4月入園を待たずに復帰したいと伝えました。(りりさん)
一応、4月に復帰したいと伝えましたが、産後の体調や子どもの様子を見て、あらためて復帰の相談をしようということになりました。(えりぴょんさん)
<その他>
転職して間もなくの妊娠報告だったため、産休育休を取得できるか相談しました。(N.Yさん)
つわりがひどいときや健診など、お休みを取るタイミングやルールを相談しました。(Kさん)
仕事の配慮や調整はしてもらった?
要望を伝えることで、職場も対応しやすくなる
きちんと妊娠報告したことで、業務内容を配慮してもらい、通勤も調整してもらえたという体験談が多く集まりました。
週5出社していたが、即リモートにしていいよと言ってもらえてリモート体制に。体調が悪い日は上司が業務を担ってくれたりして配慮してもらえました。(canaさん)
朝の通勤ラッシュ時間を避けるために、出勤を1時間半遅らせてもらって、とても助かりました。(ころりんさん)
これまでメインで動いていたイベント業務は控えめにしてもらい、オフィスでの作業中心に調整してもらいました。(おでこさん)
基本テレワークにしてもらい、つわりでよく吐いていることを伝えたら、会議時にカメラオフの許可をもらいました。(はちさん)
販売の仕事だったため、脚立に登らない、重い荷物は運べないと話し、手伝ってもらいました。(たぬぽんさん)
同僚にはいつ伝えた?
職場全体への報告は、安定期に入った妊娠5ヶ月(16~19週)が最多で約25%です。ただ、上司への妊娠報告と同様に、2~4ヶ月目に報告した人も半数近くに。
「安定期に入ったら報告」というイメージですが、つわりで体調不良になり、仕事で関わる同僚には早めに報告する判断をした人もいました。
<妊娠3ヶ月>
安定期まで言わない予定でしたが、つわりがひどく長期休暇を取ってしまったので、事情説明のために早めに伝えることになりました。(なこさん)
少人数の職場でフォローしてもらうことが多くなると思い、早めに報告しました。(かぼちゃちゃさん)
<妊娠4ヶ月>
安定期入ってから伝えようと思ったが、仕事を辞めるタイミングが早まってしまい、仕方なく一人ずつ直接会って伝ました。(K.Hさん)
つわりがひどかったため報告前に気付いている人がほとんどでした。そのこともあり安定期前に報告しました。(さきさん)
<妊娠5ヶ月>
安定期に入ってから、朝礼のときに「お休みなどで迷惑かけるけどよろしくお願いします」と報告しました。(しおりさん)
安定期に入ってから同僚に伝えました。会議の日に上司に伝えるタイミングを設けてもらい、そこで伝えました。(ゆさん)
この記事のまとめ
「安定期に報告」はあくまで目安。体調に合わせた妊娠報告を
「安定期に入ってから報告」と考えている人は多いかもしれませんが、体調や仕事内容により、上司には必要に応じて早めに伝えた方がよい状況もあります。つわりが重くて仕事をこなすのが厳しい場合は、「安定期までは…」と無理をせず、自分の状況に合った時期、伝え方できちんと報告しましょう。
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- 構成・文/
- 竹本紗梨
- イラスト/
- 深川優
その時やっていた仕事が力仕事もあったので、本当は安定期になってから伝えたかったが、仕方なく2ヶ月目に伝えました。(MMさん)