基礎体温をつけ始めることで、排卵日というビッグチャンスデーも把握、これで子供が授かれる!と希望に満ち溢れること、数ヶ月。
今までと変わることなく、赤いアイツは、毎月やってきました。
「モシカシテ、ワタシハ、不妊、トイウヤツナノカモ?」
34歳という年齢もあり、少し焦りました。
その時、私、恥ずかしながら、婦人科に行ったことありませんでした。
生理不順もなく、生理痛も市販の薬を飲むくらいだったので、今までは必要としてなかったんです。
そんななので……婦人科に行くのは、ちょっと怖かったです。
「不妊」で通うとなると、すごくお金がかかるのでは……という不安もありました。
当時の私は、10ヶ月かけて描いた本が発売されたばかり。
その本は結構な部数刷ってくださって、まとまった印税が入ることが決まっていました。
なので、こころおきなく妊活に専念できる!……はずだったのですが。
10ヶ月かけて描いていたので、その間、他の仕事ができず、収入が激減してまして。
そして、印税というのは、発売されてから数ヶ月後に入金されるものでして……。
減っていく貯金、入るはずのお金は数ヶ月後……。
つまり、それまでの人生で、一番お金がない時でした。
藁をも掴む気持ちで、ネットで調べて、区役所がやっている「女性の健康相談」なるものに「不妊」という相談項目を発見!
公共の相談、もちろん無料!無料!!無料!!!
そこで、私の疑問をぶつけまくったのです。
検査とかはできないので、どうしたらいいのか、ということを、主に。
教わったのは、
(1)基礎体温をつけて、排卵日を把握し、その2、3日前にいとなむ
(2)食事や生活リズムなど気をつける
(3)ストレッチなどで体をやわらかくし、あたためる
といった感じでした。
(1)(2)はすでにネットで調べて知っていたのですが、(3)はどことなくピンとこなくて、あまり気にしてこなかったのですが。
体が冷えると、免疫力は下がるわ代謝は下がるわホルモンバランス崩れるわ自律神経狂うわで、女性の体にとっていいことなしとのこと。
うん、私、あっためる!!
と帰り道にデパート行って、なけなしのお金をはたいて、腹巻、レッグウォーマー、ネックウォーマー、アームウォーマー、おへそも隠れるあったかパンツ、を買いました。
噂ではシルク素材がいいとのことだったのですが……お財布と相談して、できるだけコットン100のモノを。
それらの防具を装着すると……確かに、体調が良くなった気がしました!
これらを着けて眠るだけで、翌朝スッキリ!な感じ。
ただ、夫は、ウォーマーな私から出まくる「アーマー感」が強すぎて、近寄ってこなくなり……。
結果として、妊娠は遠のく羽目に……。
ちょっとちょっと!
そこは!!守らなくて!!!いいところ!!!!
そう、妊娠力だけじゃなく、女子力もあげないといけなかったんですね。
私にはそっちのが難しいかも……。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:4歳と1歳
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。3歳男児&1歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。
website:http://umeyon.net
連載中:「伝えるチカラを身につけたらダメ旦那が稼げる男になりました」
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