初めまして、ヤマダモモコです。
2016年4月生まれの男の子との育児奮闘記をインスタグラムで描いています。
私にとって妊娠、出産、育児ってもっとキラキラしているものだと思っていたんで
すが、現実は「思ってたんとチガーーーウ!」の連続でした。
—————————————
2015年8月。
当時私は平日は出張、週末にだけ自宅に戻る生活を何年かしていました。
仕事で一区切りつき、出張先で飲み会が行われた翌日。
少し気持ち悪いな・・・と思った私は、コンビニで買ったしじみの味噌汁を飲んで
やり過ごしました。
が、だんだん調子が悪くなっていき、夜の会議後半はグロッキー状態。
よろよろとホテルに戻り、またしじみの味噌汁を飲んで寝ました。
・・・そう。
しじみの味噌汁なんて、効くわけがなかったのです。
次の朝に吐き気はひどくなっていて、ホテルのトイレとズッ友状態。
そこでようやく妊娠の可能性を疑ったのでした。
よろよろとドラッグストアで検査薬を購入し、
ホテルで検査することにした私。
ふと検査薬の説明書を見ると・・・
ーーーーーーーーーーー
【検査のしかた】
尿吸収体全体に尿をかける(3秒間)。又は尿につける(5秒間)。
ーーーーーーーーーーー
検査薬と私の戦いは壮絶だった。
私の膀胱は、急な戦いにもかかわらず頑張ってくれて、
尿は3秒以上出続けてくれたが、
思うように的に当たってくれない。
この世に生を受けて30余年、
「どこかにめがけて尿をする」ということをしたことがない。
私の尿は、トイレ内を自由奔放に駆け巡った。
私のイメージでは、妊娠検査薬片手に笑顔で出てくる妻を
夫が「よくやった!」と抱きしめるシーンだったのに。
あの感動のシーンの直前に、女性たちはこんな壮絶な戦いをしていたなんて。
決してきれいとは言えない検査薬を片手にドキドキしながら待つこと1分。
判定窓を指で隠していた私は、そっと指をどかした。
結果は陽性。
ここまで夫には「具合が悪い」ということしか連絡していなかったので、
検査薬を握りしめながらすぐに電話をした。
「やったね!おめでとう!すごいじゃん!!!」
と心から喜んでくれている夫の声を聞いて、
私も自然と涙が出た。
私は妊娠前から、もし妊娠したら検査薬を記念に取っておきたい!と漠然と思って
いた。
でも・・・
私は写メを撮り、検査薬をビニール袋に入れ、
気軽に写真が撮れる時代に感謝しながらそっとホテルのゴミ箱に捨て、
産婦人科に行くことにしたのだった。
ありがとう、検査薬。
あなたのことは、きっと忘れない。
ーーーーーーーーーーー
次回は「思ってたんと違う!妊娠判明~初めての産婦人科編~」をお送りする予定
です!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ヤマダモモコ
子どもの年齢:0歳
夫のヒデ、猫のチコ、息子のリュウ(2016.4.28生)と暮らしてる、育休中の自虐特化型アラサーです。
instagram:@yamadachiko
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。