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「“排卵日に合わせて仕方なく”はやめよう」と話していたのに…妊活ストレスで離婚危機に

 

結婚してもうすぐ3年。

流産してから約1年経ち、やっと妊娠し安定期を迎えました。

 

最初の妊娠から流産まで

検査をしたわけではありませんが、ネガティブな私はなんとなく『妊娠しにくいのではないか?』と心配で、だから結婚してすぐにでも子どもが欲しいと思っていました。

籍を入れてから、1年半後に結婚式。式が終わるまでは我慢することにし、やっと子作りをしました。

そして、もし出来なかったとしても、排卵日に合わせて仕方なくする子作りはやめようねと夫と話していました。

 

心配とは裏腹に、その後すぐに初めての子を授かることができました。

凄く嬉しくて、涙が出ました。

 

しかし、6週で切迫流産に。でも心拍はしっかりと聞こえていました。だから安心だと思っていました。

切迫流産がよくわかっていなかった私は、安静って言われても、寝ているのも暇だし、ずっと座椅子でテレビを見たり、薬も苦手だから痛みがなくなったら勝手に飲むのを止めたり、眠れなくて夜更かししてテレビゲームをしたりと…妊婦らしからぬ生活をしていました。

 

また、病院の先生から「産む病院を決めといて!」と言われ、口コミを見ながら決めたら母に反対され、夫も我関せずで、途方に暮れていました。

本当は週に1度は病院に行かなければならなかったのに、行ったら、「産院は決まりましたか?」と聞かれるのが嫌になり、8週目はサボってしまいました。

毎日ストレスで、ずっと泣いていました。

ようやく夫が助けてくれて、産院を決めて、病院に行きました。

 

もう2週間経っていたので、受付の人が困惑しているような感じでした。

私は1週目に行こうが2週目に行こうが、血も止まっていたし、平気だと思っていました。

 

そして、まさかの心拍停止を告げられ、週末に夫を呼ぶようにと言われました。

夫を連れて、何かの間違いではないかと思いながら検査を受け…その後は、あまり覚えていません。

あっという間に手術の日取りが決まり、私たちの初めての子どもは9週目でお空に帰りました。

 

流産後、妊活再開へ

初期の流産はよくあること。

誰のせいでもなく、妊娠中の過ごし方やストレスも関係ないと、いろいろネットで見ました。

でも、そんなことを知っても、

『自分が悪かった。夫が最初に協力してくれなかったから。何で私が。周りは産んでるのに』

などと考え、悲しみは消えず、寝られず、ストレスが増えていくばかり。

 

私がずっと泣いていたからか、夫は平然としているように感じました。

悲しんでいないわけではないはずだけど、一緒に泣いて過ごしていても前には進めないから、私が早く前に進めるように過ごしていた?のかもしれません。

でも私は、『何で悲しくないんだろう?何であの時、産院を決めるのを手伝ってくれなかったんだろう?何で守ってくれなかったの?』と考えるようになりました。

 

結婚しても他人と暮らしているのだから当たり前でしょうが、日頃からの夫への不満も溜まっていました。ぶつかることも多く、私がワガママでネガティブだから愛されていないんだ、と勝手に感じ、離婚したいと考えるようになりました。

 

そんな時にネットで、『流産の赤ちゃんは、何かメッセージを伝えに来るためにお母さんのお腹に来る』というのを見ました。

きっと赤ちゃんは、“夫と仲良くしてね”というメッセージを伝えに来たのではないか?

と、そう思うことで少しラクになりました。

 

夫は家事もやってくれるし、優しいし、いい人なんです。

いろいろ不満はあるけど、夫婦だからそれを乗り越えなくてはいけないんだと、赤ちゃんが教えてくれたんだ!と思うようにしました。

 

流産の手術後は、生理が来て、暫く経つまで子作りができません。

すぐにでも欲しいのに、私は焦っていました。

切迫流産から休んでいた仕事にも復帰し、ストレスが溜まる職場なので、常にイライラ。

夫も同業者なので、仕事を終えて帰ってきても疲れて子作りどころではないのは同じでした。

 

排卵日のアプリでなんとなくの排卵日を知り、それで仲良しをすることに。

夜にできなかったから、朝にしました。

それでも心配だった私は、朝に仲良ししたのに、その日の夜もしたいと伝えました。

すると夫は、それはワガママだ!と言いました。

それを言われた時、この人はやっぱり敵だ!と思いました。

赤ちゃんを授かるためなのに、何で、協力してくれないんだ!と腹が立ちました。

 

そこから、ストレスを抱えながら、お互いに頑張って子作りをし、毎回の生理に泣き、荒れて、また子作りし…、そんな中、実家の近くに引っ越すことになりました。

実家から職場までがかなり遠くなり、朝早く帰りも遅い。

子作りしたいのに、疲れている。またイライラ。

 

婦人科での治療開始

流産してから、2、3回の子作りでできなかったため、私は我慢の限界になり、産婦人科で1度見てもらうことにしました。

妊娠の時しか、産婦人科なんて行ったことがなかったので、普通に産婦人科に行くことにかなり抵抗がありました。

でも、そんなこと言ってられません。

 

いざ診察。

 なんとなく続けてきた私の基礎体温を見て、

「排卵してないね!」

恐れていたことが起きた!と思いました。

 

頑張って子作りしていたのに、まさかの無排卵。もうダメだ…と。

 

しかし、子宮の中を見てもらったら、

もうすぐ排卵しそうな卵があるとのこと。行った日がタイミングがよくて、その日のうちによくわからないまま注射を打たれ、「仲良しして!」と言われて、そこからタイミング療法が始まりました。

 

痛い注射を打ったのに、結局また生理が来ました。

産婦人科の先生は、1度目の妊娠で自然妊娠ができているので、暫くタイミングで様子を見ましょうと言いました。

不妊治療について無知のまま病院に言った私は、わけがわからないまま先生の言う通りに。

何度も血液検査をしたり、排卵を促すための痛い注射をしたり、頑張りましたが、2〜3回の周期をムダにし、私はまたまたかなり焦りました。

 

早く欲しいのにできない。

病院も、毎回毎回行かなくてはいけないし、高いし、予約が取れないし、平日しか診てもらえないから、仕事終わりにいつも慌てて駆け込んでいました。

それが辛くて、悲しくて、思いきって病院を変えました。

 

新しい病院は不妊治療で有名な病院でした。そして始めにありとあらゆる検査を受けます。

私側、夫側の検査。そしてその間にタイミング。

精子検査は、なんとなくさせたくないと思っていました。きっと私に原因があるはずだからと。だから、精子検査は先延ばしにしてもらい、まずは私の検査をしてもらいました。

 

また何度も血液検査をして、血液検査後はいつも、腕がアザになって痛みます。

何で私ばっかり痛い思いをしなくてはいけないのか?

妊娠するために、体を冷やさないように腹巻や、温かい飲み物、栄養面ではマカや亜鉛、葉酸など、ありとあらゆるサプリを試し、お酒を飲まない、タバコを吸ってる人がいたら、副流煙を吸わないように息を止める!など、私ばっかり我慢したり頑張ってる。

頑張ることが辛くなりました。

そして夫はそんな私の努力を知らない。

 

妊活中、何度も夫とケンカをし、何度も離婚危機がありました。

けれどケンカの中で、私たちは最初に話していた、“排卵日に合わせて行う仕方ない子作り”を自分たちがしてしまっていることに気づきました。

愛がなかったわけではなかったけど、何が何でもその日にやります!という雰囲気を作っていたことを反省。

私は夫に、どんな治療をしてきたのか、何が苦しいのか、どんなことをしてもらいたいのかを話し、そこから、少し妊活を休むというか、リラックスすることに専念しようと考えました。

結婚式後に行く予定だった新婚旅行に行って、リフレッシュすることにしました。

 

その後、先延ばしにしていた精子検査もやってもらうことにしました。

私の方は、年齢の割に卵子が老いていることがわかりました。

卵子は老いたら、若返らないと調べていたので、とてもショックでしたが、妊娠ができない体ではないことがわかりました。検査結果を知り、ますます急いで妊活せねば!と思い、また焦りました。

夫側は何も問題ありませんでした。

 

新しい病院は、どんどん治療のステップアップをする所でした。

前の病院でタイミングがダメだったことを話していたので、今度は卵管造影をすることに。卵管造影後は、妊娠しやすいと聞いていたので、値段は少し高いけどやることにしました。

それから、秋の9.10月は、子孫繁栄期?で、精子も卵子も妊娠がしやすくなる?とネットで知ったので、これが最後のチャンスだ!と、願いました。

 

卵管造影後は、次の生理が来るまで避妊をしなくてはいけないので、また時間をムダにしてしまう。と思ったけど、妊娠するための大事な時間だ!と思って、ストレスを溜めないように頑張りました。

そして、生理後に排卵する日を病院で診てもらい、タイミングを取りました。

 

するとついに、念願だった赤ちゃんが、また私たちの元へやってきてくれました。

初めて妊娠をしてからちょうど1年後。去年と時期が変わらずに妊娠したので、とても不思議です。

 

きっと、ストレスが溜まっていたから無排卵になり、妊娠もしなかったんだと思います。

卵管造影をしたり、繁栄期の秋に子作りをしたことも妊娠出来たおかげかも知れませんが、

新婚旅行でリフレッシュしたこと、

きちんと向き合って夫と話し合ったこと、

なりよりも、夫を認め、愛し、夫と仲良くすることで、赤ちゃんもこんな私たちのもとに来たい!と思ってくれたんだと思います。

 

安定期を迎えるまではとても不安でしたが、今は性別も胎動もわかり、早く会いたい!と思うばかりです。

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著者:みやとも

流産を乗り越えて、やっと妊娠しました。これからが楽しみです!

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