こんにちは。石塚ワカメです。フリーダムすぎる小2男児と2歳女児、激務で影の薄い旦那と余裕なく暮らしています。
上の子の保育園のお迎え、家事、食事の支度から認知症で介護が必要な実母の話し相手などを義母にすべておまかせして、私は赤ちゃんのお世話に専念できていました。
でも、そんな義母もいよいよ明日で帰ってしまう…という日のこと。
その日、朝から旦那とちょっとした口論になりました。いつもならちょっとムカッとするくらいで済むようなことなのに、気づけば大号泣!子どもの前だろうと義母の前だろうと我慢することができず、ドバドバわんわん泣きました。
頭では冷静に“これは産後のホルモンバランスの変化によるものである”、と理解しているものの、涙が止まりません。恐るべし産後のホルモンバランスの変化!!
しかし、ただでさえ体調や精神状態が不安定な産後─。旦那は仕事が激務で平日の家事育児は全く頼れない。頼りの義母が帰ってからは、ふにゃふにゃで壊れそうな新生児のお世話、保育園で問題ばかり起こしてくる上の子のお世話、認知症の実母の介護を、ひとりで抱えることへの不安もあったのかもしれません。
ひととおり泣いたらすっきりし、赤ちゃんとゴロゴロしていると、買い物から帰ってきた義母が、花束を手ににこにこしていました。
それは、赤ちゃんのほっぺたと同じ色をした、かわいらしいお花でした。
「できるならもう少しいてあげたいけど、じいじも首を長くして待ってるし、一旦帰らなあかんのよ。それに、苦しいときに夫婦で助け合って乗り切るのも良い経験になるからね。頼りにならんバアさんじゃけど、呼んでくれたらいつでも来るから!」と義母。
そうなのだ…。義母には義母の家庭がある。
私も2児の母になり、新しい家庭を築いたのだから、いつまでも義母に頼りきるわけにはいかないのだ。
できること・できないことを判断し、うまく外部サービスに頼るなどして家族の日常を回さなければならないのだ。それでもどうしても苦しくなったときは、また義母に助けを求めればいい。
──こうして翌日、義母は朝早くに義父が待つ家に帰って行きました。
さて、ここからが家族の本番だ!
できる範囲で適当に、家族で協力しあって頑張るぞ!
そしていつか息子にお嫁さんができたら、義母のように優しくもきちんと突き放せる姑になれたらいいな!
と思ったワカメなのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:石塚ワカメ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:7歳男児、2歳女児
余裕のないアラフォーがフリーダムすぎる子どもたちの成長を絵日記ブログなどで綴っています。著書は「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」など。
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