妊娠・出産・育児の情報サイト


登園を急に嫌がる日があるかもしれない…予め考えておきたい3つのこと  by イシゲスズコ

こんにちは、イシゲスズコです。
以前、まだ慣れない園に行き渋る時のお話を書きました。

今回は、その続きのお話。
順調に園に通えていたのに突然嫌がるようになった時のお話です。  

 

 

f:id:xybaby_ope_02:20200511173952j:plain


急にぐずるときは、体調に理由があるかも

うちの子たちも、楽しく通っていたはずなのにある日突然行きたがらなくなる、というのが何度かありました。

長男が年少さんの頃、なぜか園の入口でグズグズ泣いています。家を出る時は元気だったのにおかしい…
あやしながらしばらく様子を見ていたら左手を動かしていないことに気づきました。
なんだろうと不思議に思いながらちょうどそこにいた先生に相談してみました。
「もしかして肘が外れてるとか?子どもには良くあるよ」と言われてそのまま整形外科へ。園の先生の見立て通り、家から園までの間に何かの拍子に腕を引っ張る形になって肘が外れていたようでした。

他にも中耳炎になっていた、とか、元気にしてたけど実は熱があった、なんてことも。

自分の調子を把握して言葉にするのがまだ難しい時期。
うまく言葉にできないけれどなんだかしんどい、なんてこともあります。
食欲があるか、熱や咳、鼻水、発疹はないか、昨夜ゆっくり寝られていたか…
ぱっと見でわからない不調が隠れていることが登園を渋る理由になっているけれど慌ただしい朝にそれに気づけなかった!という経験は私にも何度もありました。

ぐずるにはそれなりの理由がきっとある、というのを頭の片隅に置いておくのは大事だったなぁと振り返って思います。


言葉にできない気持ちにも目を向けて

体調に問題がなさそうなら、次に目を向けるのは心の問題。
お話が上手な子でも自分の気持ちはなかなか言葉にできなかったりするし、状況をうまく把握できてなくて気持ちだけしんどくなっていたりすることも。

登園前にうまく言葉にすることができないときは、仕事に行く時間を少し遅らせて、一緒に遅刻をすることもありました。どうしても無理な日は思い切って1日お休みしてしまうことも。ちょっとだけ特別な時間を一緒に過ごすことで気持ちが晴れて元気に登園できたり、嫌なこともがんばろうという気持ちになってくれたりしていたような気がします。

こんな風に順調な登園にちょっと足踏みが出たときは、こまめに園の先生とお話をするようにしていました。
何か苦手なことが園にあるかもしれないし、お友達とのやりとりで問題があるかもしれない。
早めに相談をしておくことで園でしっかり目をかけてもらえますし、子どもにとっても「親や先生が自分の気持ちに気づいて動いてくれた」という安心に繋げることもできます。

いつかくるかもしれない「辛くて行けない日」

心に傷をおった状態で登園や登校を渋るケースは、ある日突然やってきます。

1日休ませてしまったら休み癖がついてしまうのではないか、と不安になることもあるかもしれませんが、大丈夫です。
私の経験上、初動で子ども自身のケアや園や学校との間の連携をきっちりできたら傷も浅く長引かないことの方が多いです。

仕事を休めない、ほかの子の世話がある、などいろいろな事情はもちろんあると思います。私も初めて直面したときは想定もできず余裕がなく、とても対応に困りました。


「辛くて行けない日がくるかもしれない」というのは通わせる以上いつ発生するかわかりません。
入園の段階で最初からなかなか想定はできないかもしれないけれど「いつあってもおかしくない」と家族で覚悟しておくといいんじゃないかな。
その緊急事態を想定して、そのときはこうしよう、ということを前もって家族で話し合っておくこと。備えがあればいざというときに子どものためのケアを最速最短で行うことができるんじゃないかな、と思います。

 

 

 

 

f:id:akasuguedi:20160810143351j:plain

著者:イシゲスズコ
年齢:40代
子どもの年齢:高校生から小学生の4人

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。