こんにちは、イシゲスズコです。
緊急事態宣言も解除になり、少しずつ登校登園が再開され始めていると思いますが、みなさまいかがお過ごしですか?
お家にこもって過ごすことが多い今、楽しいこともある反面、増える兄弟げんかや片付かないお部屋…いろんなストレスがじわじわとつもって辛くなりがちですよね…
今回は、そんなおうちストレスの中でも起こりがちな子供の癇癪について我が家の様子と、のちにお医者さんからもらったアドバイス書いてみようと思います。
兄弟げんか…からの大癇癪!
発達障害のある次男は小さい頃からイライラがつのったり、周りと意見が合わないと癇癪を起こして怒ったりジタバタしたりすることがよくありました。
こちらから見たらささいなこと、何色のつみきが欲しかったとか、ブロックのパーツを誰がひとりじめしたとか、ぬりえが上手にぬれないとか、それをお兄ちゃんが笑ったとか…
仲良く遊んでいるのはいつもほんの一瞬だけ、すぐにケンカが始まってしまうのが小さい頃の日常でした。ケンカしてすぐ落ち着くことも多かったのですが、たまに大爆発して大泣きやジタバタで手に負えなくなることも。
他の子もそばにいるし部屋で騒ぐとうるさいからと、彼だけ別室に連れて行こうとしては嫌がられて落ち着くまですごく時間がかかることもありました。
この対応、のちに大失敗だったことがわかってしまったのです…
ゆっくり落ち着くことができたら褒めてあげる
次男が発達障害の診断を受けたのは少し遅く、小学校に入ってしばらくしてからでした。
児童精神科の先生と彼について色々なお話をする中で、あるとき癇癪を起こしたときの話題になりました。本などは読んでいたものの、その場その場で自己流で対応してきた私。初めて先生に「家族がいる部屋で癇癪を起こしたときにはどうするのが正解なんですか?」と聞いてみました。
先生からは「まず、彼以外が部屋から出るといいよ」と。
私の対応とまったく逆ですよね…
癇癪を起こしている本人を動かすのは余計に長引かせるだけだからタブーなのだそうです。また、人の目があるとそれが刺激になってしまうので収束までが長くなりやすいと。
家族にはあらかじめ、彼が癇癪を起こしたときには刺激を与えないように静かに部屋を出るようお願いをしておくといいよ、とのことでした。
年齢によると思いますが、触ったら危ないものがないようにだけ気をつけて、本人だけ残してそっと部屋を去る。見守りが必要なら誰か残って、少し離れて様子を見てあげて、と言われました。
そして、彼がゆっくり落ち着くことができたらたくさんほめてあげて、と。
もっと早くこの対応を知っていたら無理強いして次男を苦しめなくて済んだのに…と帰りの車内で胸がぎゅうっと苦しくなったのを覚えています。
対応に困ったときは早めに専門家に
この対応はあくまでも次男に対して受けたアドバイスなので、どの子にも当てはまるものではないかもしれません。お子さんの様子を見ながら、対応に苦慮するときには専門家の助言を早めに求めると親子共々楽になりやすいんだろうなぁと改めて思います。
おうちの中での兄弟でのもめごとが増えることも多いと思いますが、私の失敗が少しでも参考になれば…。
著者:イシゲスズコ
年齢:40代
子どもの年齢:高校生から小学生の4人
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
ブログ:「スズコ、考える。」
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