うえぇぇぇぇぇぇ…。3ヶ月頃から毎晩のようにトイレから聞こえていたこの声が収まり始めた6ヶ月頃。
そんな6ヶ月のある日。お腹の下あたりがぎゅるぎゅるとなるような感覚に襲われました。初めは「ん?お腹少し下したかな。」と思いしばらく様子を見ることにしました。しかし、1日に数回そんな感覚に襲われるうちに私の脳裏には…つわりが終わり食べ過ぎ注意と言われたのに食べ過ぎたせいか、なにか食べ物に当たってしまったのではないか、そのせいで赤ちゃんに何か起こっているのではないか…色々なことが頭の中をぐるぐるとめぐっていました。
「下腹部の痛みなどは早産や流産の危険がある」という中途半端な知識をネットで見たせいですかね。中途半端な知識はだめですね。
気になって次の検診まで待つことができず病院に電話しました。「先生!下腹部のあたりがずっとぎゅるぎゅるなるんです!!異常ですか!?すぐに病院に行った方がいいですか!?」と、先生が電話に出るなり必死に訴えました。すると電話の向こうから聞こえる笑い声「ふふふ、それは妊婦さんが初めて感じる赤ちゃんの動き、胎動ですよ。」
私の頭の中に?が浮かんだあと…えぇーーー!!!胎動ってもっと「あ、今お腹蹴ったね。」のような分かりやすいものだと勝手に思っていた私にとって、お腹ぎゅるぎゅるは便意と間違うようなとても物足りないものでした。
これからどんどん動きが激しくなっていくということも教えていただき、安心すると何だかこんなに慌てて電話したことに少しはずかしくなりました…初めてだから仕方ないですよね。
早い人は5ヶ月頃から胎動を感じる人もいるそうで、出産経験がある人や痩せている人は感じやすいそうです。逆に初めての出産や、体格のいい人は感じにくいと教えていただき、私の場合は後者だなと心の中で思いました。この事がわかってから1日に数回、お腹がぎゅるぎゅるすることが少し楽しみになり、旦那に「今動いたよ。」と報告すると嬉しそうにお腹をさわりに来ていましだが、手ではまだ感じることのできないものなのでいつも残念そうにしていたのを覚えています。
そこからはお腹も(私自身も?)どんどん大きくなり、お腹全体がぼこぼこするような動きに変わってきました。この変化は意外と早く、6ヶ月終わり頃には私の想像していた胎動だと感じました。赤ちゃんが大きくなるにつれてぼこぼこ、ドンドンという感覚は大きくなっていきました。胎動を感じる頻度も徐々に増えていき、私の場合は昼間に活動しているときよりも寝ようとして布団に入ると、ドンドン動き出して寝不足になることも多々ありました。昼間に活動しているときは、お母さんの動きがゆりかごのようで気持ちいいから寝ているらしい、と聞いたことがあります。まぁ、その分昼寝を良くしてしまい、ご飯をつくるのをサボったことも数知れず…です。
成長を検診の時だけではなく、胎動というかたちで感じることができるのはとてもうれしかったし、自分の中に命があるということを実感しとても愛しく感じました。
これが8ヶ月、9ヶ月となっていくと、お腹が見た目でもわかるほどぼっこぼこ動き始めます。時には痛いくらいにお腹を押したり蹴ったり…気を抜いているときにおもいっきり蹴られるとイタッ!!っとなることも結構ありました。
9ヶ月から臨月、出産まで赤ちゃんが大きくなり骨盤へと下がってくるため胎動が少なく感じる人もいるそうです。赤ちゃんは20分おきに寝たり起きたりを繰り返しているので少なくなっても胎動は感じるので、全く胎動がなくならない限りは心配ないそうです。心配な方は胎動チェックというものがあるのでやってみてください。赤ちゃんが1度動いてから10回動くまでに何分かかるか計るだけです。1時間以上かかるときは相談した方がいいそうです。
しかし10ヶ月に入ると、週1回の検診もあり、毎回モニターチェックと言って赤ちゃんの心拍数や動き、お母さんのお腹の張りを見る検査をするので1日全く動かない!ということがない限り気にしないようにしています。何かに夢中になっていたら気づかないこともあるとおもいますしね。
臨月に入り、予定日まで後2週間程ですが、私の中の赤ちゃんはまだまだ元気に動いています。痛いな~と思いながらも元気に育っていることに感謝する毎日です。
産まれてくるとやっと出会えた喜び半分、お腹に感じることのなくなった胎動に少し寂しさをおぼえるという人も多いそうです。
なので、早く会いたい気持ちをおさえつつ、この激しい動きと痛みを感じながら今という時間を大切に過ごしたいと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
年齢:27歳
子どもの年齢:妊娠38週
昨年結婚し、赤ちゃんを授かった初妊婦です。私もわからない事だらけでしたが、この経験がこれからの妊婦の方に役立てばと思います。悩みすぎず楽しいマタニティーライフを送ってください!!
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