ムスメが生まれ
私が一番緊張していた時間。
それが沐浴でございました。
湯加減はどうかしら
この体勢は辛くないかしら
ご機嫌はどうかしら
おっかなびっくりの沐浴タイムでございましたが
それでも回数をこなすうちに
ぎこちないながらも
ムスメに話しかける余裕ができるほどには
慣れていったのでございます。
「ベビーバスでの沐浴の方が
一緒にお風呂に入るより案外楽チンだよ」
との先輩ママたちの助言もあり
数ヵ月は沐浴を続けるつもりでいた私でございましたが
小さな欲が芽生えたのでございます。
一緒にお風呂に浸かりたい。
愛するムスメを抱えながら
お風呂に入る母。
いやだ、それって素敵な光景じゃないの。
なんか至福の時間って感じがするじゃないの。
そんな理想を追い求め
ムスメが生後1ヵ月を過ぎた頃
一緒にお風呂デビューをしたのでございます。
ちなみに当時の
私のお風呂の流れは下記のとおりでございます。
まずはベビー用バスチェアにムスメを寝かせ
冷えないようにタオルでくるみ
光の速さで、
それはもう光の速さで
自分の体を洗います。
そしてムスメのタオルを取っ払い
自分に巻き付け
ムスメのお体を洗って差し上げます。
ムスメが綺麗に洗い上がり
自分の体が充分に冷え切ったところで
いざ入浴!
まさかの脱糞。
そして恐怖は一度にとどまらず
まさかの3日連続。
赤ちゃんのうんちって、こう、
柔らかいんでございますよね。
それが湯船の中で
フワッと舞う訳ですよ。
ほぼ水分でできたそれは
固まってひとまとまりになる訳でもなく
小さな小さな粒となって細やかに行き渡り
一か所掬えばハイおしまい!とはいかず
湯船を侵食するのでございます。
もちろん自分もムスメの体も
再度シャワーで洗い流し
仕事から帰ってくる旦那の為にも
湯船もそのままの訳にはいかず
また風呂掃除までしなきゃいかん
すべてが二度手間なのでございます。
至福の時間を夢見たお風呂デビューは
ムスメの気持ち良さそうな顔と
私の絶叫という
鮮烈な印象を残す
思い出深い出来事となったのでございます。
>>>次回のエピソード:「あれー? 私の入る余地どーこだ?」 子育てサロンでの”ぽつん体験”
著者:のばら
年齢:31歳
子どもの年齢:4歳・2歳
マイペースな女優園児とツンデレなイヤイヤ期の姉妹の母。
育児絵日記ブログ「キミがお嫁に行くまでは~ムスメ 初級編~」を更新中。鼻唄・足のサイズ・独り言・体の横幅など、全体的に大きくなってる気がするけど気にしないよ。
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