次男を出産後、里帰り先で訪問型一時預かりで長男みつの保育を依頼する事に。
前回までに書いたように、産後、身動きが取れない私に替わって本当にお世話になりました。頼れる機関が無かった時、こんなものもあるんだ、と思い出して頂ければ幸いです。
一度だけ、保育中にみつがケガをしたことがありました。
今回は、肝が冷えたその時のエピソードです。
10時に自宅にサポーターさんが来て、みつを外に連れ出し、2時間半程遊んでくれます。
いつものように、みつとサポーターさんを見送り、次男のお世話をしようとしていたのですが、
出発から約30分後…
サポーターさんが血相を変えながら帰宅、顔を見るなり謝罪されました。
そしてそこには、唇が大きく腫れ、口から血を流しながら大泣きするみつ。
突然の事で一瞬動揺したのですが、話を聞くと、
これがもし依頼初日であれば、もしかすると不信感が湧いたりしたのかもしれませんが、2週間いつも一生懸命サポートをしてくれていた方だったので、動揺こそしたものの、サポーターさんに対する悪い感情は一切ありませんでした。
その後、本部へ連絡し、その日はサポート中止となりました。
サポーターさんは転んですぐに患部を洗い対処してくれていました。
そんな緊急事態なので、産褥期とは言え、私の出番です。
怪我をしたみつを連れて、徒歩20分程の小児科へかけこみました。
ところがこの小児科、いつの間にか予約優先制になっていたらしく(私が子供の頃は予約制なんて無かった)飛び込みで行った為に一向に順番が回ってこず。
既に出血も止まっていて笑顔にもなっていたので、他の予約患者さんを押し切ってまで診察を申し出ようとも思わず、3時間経ってようやく診て頂けました。
上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇の裏側中央から歯茎に延びている筋のことです。
幼い子供はこれが前歯の生え際まで延びていて、歯ブラシの時に痛がったり、何かの拍子に切れやすい部分なのだそうです。みつもズバリそれに当てはまってしまいました。
唇は擦りむくと腫れやすいので、こんな大袈裟な顔になってしまっているとのこと。
そう言えば、私自信、高校生の時に自転車の自損事故で顔面から地面に叩き付けられ酷い顔になった事がありました。
口の中は鮮血がボタボタ出やすい&唇も腫れやすいので、すごく動揺したのを覚えています。
「上唇小帯は切れても問題ない、なんの障害にもならない」と説明され、既に出血も止まっていたので、お薬だけもらって帰路につきました。
突然の病院訪問から3時間以上が経っていました。
悪露がまだ出ている中、初めての外出が混雑する小児科…!
次男は母に預けていたので、おっぱいはガッチガチ。
しかも尾てい骨痛が酷いのに円座クッションも持たず座り続けたので、私は心身共に物凄いダメージを食らってしまったのでした。
我が子が流血する姿を見て動揺したり、自分が万全じゃなくても病院に駆け込んだり…そんなことがこの先何回もあるのだろうな、と改めて覚悟した、2人目出産直後のことでした。親になるということは、文字通り体を張ることですね。
以上で4回にわたる二人目出産直後の体験談を終わります。
ありがとうございました!
>>>次回のエピソード:2歳差兄弟、チャイルドシートはお下がり出来ない?買い替えはこう乗り越えた!
著者:ゆむい
年齢:28歳
子どもの年齢:4歳・2歳
イラストレーター。やんちゃ盛りの兄弟の様子をほのぼの漫画で描いています。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。