今日は、我が家の3歳の長男、タローについて。
男の子の育児をしていることを全く感じさせない、心穏やかなタロー。
1歳になる弟のジローに何をされても、今まで一度も手を出したり仕返しをしたことがありません。
しかし…
純粋とは、時に凶器。
まだ赤ちゃんの甘い匂いの残る口からは、時折純粋ゆえに驚くほど辛いひとことが出てきます。
今日はそんなタローの、金言迷言の数々を紹介したいと思います。
①泣き止まないジローを、変顔であやしていると…
こっちもね。もうね。全力ですから。
愛しい我が子が、笑顔を取り戻すために、必死でやってますから。
まさかもう1人の愛しい我が子が、気分を害して不愉快極まりないと訴えてくるなんて、こっから先も考えていませんでした。
②『ウソをついたら地獄に落ちる』ということを教えていると…
お母さん、ウソつかないでしょ。
あなたに隠れてオヤツ食べたり、夜中に肘つきながらビール飲んだり、スーパーでほんの少し多めにビニール袋貰っちゃったりするけど…
お母さん、ウソつかないでしょ。ね。
いや、待てよ…
お母さんの何を知っての。ヒヤヒヤします。
③食事中、席を立つと…
違います、と。
いやいや何をおっしゃいますやら、と。
一旦は強がります。やんわり否定します。
からの…さりげないおかわり。
しますよね。みなさんも。
断乳したのに食事量は増す一方。
夫婦茶碗、いつの間にか毎日夫用で食べてもなお、おかわりが止まらない。
それを鋭く観察している…恐ろしき洞察力のタロー。
④私が、膝を打って痛がっていると…
まさに、ブーメラン。グッサリ貫通です。
普段泣いている息子に、こんな風に声をかけていることを、深く反省させられる一言です。
⑤ジローがこけて、顔にできた内出血を見て…
タローちゃん。一緒と思うでしょ。ね。
だよね。よく似てるもん。おかあちゃんも思った。できてる場所まで一緒だもん。
ね。でもね。
これ…消えないんだ、一生。
シミだから。
⑥顔をじーっと眺めて…
渓谷だよ、渓谷。
グランドキャニオンだよ。
世界遺産だよ。
シワじゃないんだよ。
顔面が、ちょっと他の人より国立公園なだけ。
でも、これらの言葉に悪意はありません。
私たち大人より、はるかに純粋な証拠なのです。
ジローが寝ると、必ず…
これからも、純粋ゆえに今しかない、タローの口からこぼれ出す言葉の数々を、楽しみたいと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>次回エピソード:トイレすら監視され、食事は“冷製”のオンパレード。母はつらいよ…と思うとき by もものしか
著者:もものしか
年齢:肌年齢47歳
子どもの年齢:3歳と1歳
先立って紹介することが何もない、ただの主婦です。色ぬりが苦手で、サザエの内臓のような色合いの絵になってしまいます。
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