娘も一歳を過ぎて、離乳食も完了期と呼ばれる終わりの時期に入るはずでしたが、その頃の娘は、やや大きめに切った具材を食べてくれず、すり潰したものや、みじん切りばかり。お肉はひき肉しか食べられません。
そのうえ、食べてくれる食材の種類も驚きの少なさで、献立はいつも似たようなものばかり。
離乳食の本を片手に、いろいろ作っても手付かずで残り、結局食べるのはいつもと同じもの。
こんなに同じものばかりで栄養は大丈夫?
いつまでも柔らかいものばかり食べていて平気なの?
離乳食の本やネットで見る、娘くらいの月齢の子の食事と娘が食べているものの違いに不安になることもありました。
“いつかは食べるようになる”
それは分かってはいるのですが、目の前にあるほぼ残っているご飯を見るとそんな前向きな気持ちにはならず、モヤモヤは大きくなるばかり。
しかし、母の言葉はそんな悩みを吹き飛ばしてくれました。
「必要な栄養は摂ってる」
「昔は今みたいに
いろいろ食べてない」
最初の言葉に関しては、母が何の本を読んで得た知識なのか判らないので真偽のほどは不明なのですが、そのときは“そういうものなのか…”と すんなり納得しました。
たまに、“あ!カレーが食べたい!”とか、“さっぱりしたもの食べたい!” なんて急に思うことありません?
昔から母に、「そういうときは身体がその食事に含まれる栄養を欲しているから、欲求に従って食べたいもの食べなさい。」 と言われていたので、子どもだって必要な栄養は身体が判ってる!と納得できたのだと思います。
二つ目の言葉は、本当に目から鱗でした。
確かに、私が子どもの頃には無かった食材がその辺のスーパーで売られていますし、子どもの頃に食べたことが無いようなメニューが、一歳の離乳食メニューに載っていたりしますから
アレもコレもまだ食べさせてない!と、焦って食卓に出す必要なんて無いじゃないかと気付けました。
6月には3歳になる娘ですが、未だに野菜はみじん切りでないと食べませんし、食べない食材も沢山あります。
でも、焦らずゆっくりと、美味しいものを食べる幸せをわかってもらえたらなと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:チカ母
年齢:30歳
子どもの年齢:2歳
2014年6月に娘・チカを出産。同年8月より育児絵日記ブログ「抱っこだ立つんだ揺れるんだ」を開始。抱っこが大好きな娘のお陰で、腕だけやたらとたくましいお母さんです。
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