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おっぱいを飲んではすぐに大量嘔吐。一人で悩んで不安を募らせた日々

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私が直面した、原因不明の子どもの嘔吐についてお話します。

私は里帰り出産をしたのですが、周りの環境は「母乳育児が当たり前」という考えでした。しかし、その期待に反しほとんど母乳は出ず、ミルクに頼りながらなんとか奮闘していました。

完全母乳育児を目指すため、極力ミルクを足さないように、泣くごとに何度もおっぱいを与えていました。目に見えないのでどれだけ飲めているのかがわからず、手探りの期間がしばらく続きました。

泣いては飲ませ、飲みながら疲れて寝てしまい、起きたらまた泣く、の繰り返しです。
周りからは「おっぱいが足りていないんだ」「かわいそう」と言われ、私は何のために母親になったんだろう、と悩むことも多々ありました。

 

里帰りが終わり、日中、子どもと二人きりでの時間がはじまりました。
それからは、里帰り中の生活が嘘のように、ミルクを足さなくても済むようになってきていました。もしかしたら周囲のプレッシャーにストレスを感じていたのかもしれません。
しかし、頻回授乳には変化がなく、1〜2時間ごとに授乳する生活が続いていました。

そしてこの頃から、おっぱいを飲んでは吐くということが繰り返し起きるようになってきました。心配になった私は、自治体の保健師さんに相談することに。

 

授乳の様子を伝えると、「時間を空ける努力をして」と言われたので、必死にあやしごまかし、なんとか3時間前後の間隔を空けるようにしていました。

しかし、嘔吐はなくならず、飲んでは大量に、もしかしたら飲んだ量よりも多いのではないかと思うほどの量を吐きました。
臭いは吐物特有のものでしたが、色は白い母乳の色のままの状態でした。

心配になった私は、その症状を元にインターネットでいろいろ調べました。

この子はどうしてしまったんだろう…
これはよくあること?それとも危険な状態…?

調べれば調べるほど不安になって、重い病気に当てはめて考えるようになってしまいました。

 

結局自分ではわからないと思い、小児科を受診することに。
エコーとレントゲン検査で調べてもらうことになりました。

そして、検査の結果「腸に空気がたまっている」ということがわかりました。

うちの子どもは、とてもげっぷが苦手で、授乳後にゲップを促してもなかなか出ないことが多々あったのです。
1ヶ月検診の際、出産した病院で相談すると、「たまにいるから、しばらくトントンしてもしなかったら、そのままでいい」と言われていました。

実際に、そのまま寝かせても何ともない赤ちゃんもいるようですが、うちの子の場合は、それが腸にたまってしまっていたようでした。
しばらく自宅で様子を見ることになり、そのうち自然と治まりました。

 

重大な病気を疑い、ビクビク授乳をしていた時期はとても辛かったです。
治るまでの間、嘔吐する子どもを見ては不安でしたが、受診をして原因がはっきり分かったことが安心材料になりました。

一人で考えこまず、専門家に相談したり病院に連れて行くなどすることの大事さを痛感しました。
そして、もし何かあった時に誰よりも先に変化に気づき、この子を守ってあげられるのは私たち親なんだと、改めて感じた出来事でした。

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著者:ころちゃんママ
年齢:20代
子どもの年齢:0歳9か月

趣味は、お菓子・ケーキ作り。食育に興味あり勉強中。

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