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息子に隠しきれなかった虫嫌い…克服しようと決意した「昆虫本事件」 byユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。

虫嫌いな姿を見せないと決意

私は虫が大嫌いです。
どのくらい嫌いかと言うと、昔自転車のサドルに馬鹿でかいカマキリが鎮座していて、それが原因でしばらく自転車を動かすことができず仕事に遅刻しそうになったり(さすがに遅刻する前にカマキリには退いてもらいましたが)、部屋に例の黒いヤツが出た際には「国民がこんなに苦しんでいるのに政府は何をやっているんだ」と国家を本気で憎んだ瞬間があるくらいです。 

 

しかし子供が生まれてから、一つ決意していたことがありました。
それは子供の前では虫を嫌いとか気持ち悪いとかは言わないでおこう、ということ。なるべく。
子供の多くは虫が大好きだし(私も子供の頃はダンゴムシが大好きでした)、親が嫌い気持ち悪いと言っていればそれが子供にも影響してしまうと思ったからです。

それで息子の前では虫嫌いなことをできる限り隠してきましたが、息子もまた虫があまり好きではないようで、小さな虫でも怖い怖いと逃げ回ることが多くありました。
まあそれはそれで、私としては虫を飼いたがったりするよりはずっと助かるなと、半ばラッキーに思っていました。


絵本に吐き気…息子に同情された日

が、ある日息子と図書館に行った際、息子がある本を指して「借りたい!」と声をあげました。どんな絵本かな~?と思って見てみると……それは「昆虫本」。虫嫌いのはずの息子がこんな本を借りたがるなんて……。
「こ、これ本当に借りたいの?」と震える声で確認すると、息子は「なんだかおもしろそう!」とキラキラの顔。正直このような虫の本を家に持ち込むのはかなり抵抗があったのですが、それが何であれ息子が興味を持っていることは応援したいと思うので、恐怖心をぐっと抑えてその本を借りました。別に本物が飛び出してくるわけじゃないですしね。

が、家に帰って早速読んで読んでと言われ、恐る恐るページを開いてみると、
冒頭になぜか虫をひっくり返した姿(虫の裏側)が……。
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無理……1ページ目から無理……。

でも別に本物が飛び出してくるわけじゃないし(2回目)、なんとか勇気を振り絞ってページをめくっていきましたが、次から次へと目に入ってくる虫の顔面や裏側に私は早々に限界を迎えてしまいした。

「やだ~気持ち悪い~」とかではなく、真面目に気分が悪くなってしまったんです。軟弱すぎて情けないけど、無理なものは無理なので仕方ない。息子に謝り、「お父さんが帰ってきたら読んでもらおう」と提案しました。
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「せっかくおかあさんとよみたいとおもってかりたのに……」とボロボロ泣き出してしまいました。

押し寄せる罪悪感、湧き上がる情けなさ、しかしこみ上げる吐き気。息子を泣かせてしまったのが申し訳なさすぎて何度かトライしてみましたが、うじゃうじゃ群がる小さな虫の写真や、アイドルの写真集でもこんなアップはないのでは?と思うほど迫り来る虫の顔面にやっぱり私は耐えられませんでした。

写真が載ってるくらいで気持ち悪くなったとか言って読み聞かせを拒否するなんて
我ながら親としてどうかと思うのですが、でもこのときは本気でキツかったんです……。

結局、私がジタバタする様子を眺めていた息子に同情され、その日はお役御免となりました。
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恐怖心を克服すべく努力する日々

しかし、いつまでもこんな風ではいけないと思い、その日から徐々に虫への恐怖を克服すべく頑張っています。図書館で虫の本をそっと開き、深呼吸しながら薄目で読んでみたり、外で虫を見つけたときは今までのように逃げたりはせずしばらく観察してみたり……。

正直言ってとても辛い上に、果たして意味があるのか分からないので不毛な気もしますが……。息子が興味を持ったことは応援したいし、私もいい歳して虫にキャーキャー言うのもちょっとなと思うので、自分のためにも少しは虫への耐性をつけたいです。
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そんな話を先輩ママ友にしたところ、「この地域の小学校では、蚕を一人一匹持って帰って家で世話する授業がある」という話を聞きました。息子はまだ幼稚園に入ったばかりなのでだいぶ先のことではありますが、そのうち蚕を家で飼わなきゃいけなくなるかもしれないわけです。

……それまでには克服して、笑顔で幼虫を迎え入れようと決めました。せっかくだから親子で楽しく蚕を観察したい。

そう思いながら今日も図書館へ昆虫図鑑を借りに行ってきます。きっとそのうち慣れますよね。ダメなら息子を別の小学校に行かせます(嘘)。

 

 

 

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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:3歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。