ある日、娘と人気キャラクターとの撮影スポットに並んでいました。
チョロチョロと動き回ろうとする娘を「もう少し待ってね」などと落ち着かせながら並んでいて、やっと自分の順番が回ってきたので娘がキャラクターの所に行こうとすると、突然列にいなかった女の子が横から入ってきました。
えっ!並んでたのに、順番抜かし?
保護者の人はどこにいるんだろう?と振り返ると、
わぁーーー
ちょっとコワモテなパパが…
どうしよう、
何も言えそうにないな…
と戸惑った瞬間、
じゅんばんばん!!!
子育てしている人はだいたい知っている、
魔法のことば、じゅんばんばん…!
この言葉を聞いた瞬間、めちゃくちゃほっこりし、心が瞬間解凍され、
このお父さん、きっと娘さんと一緒に教育番組を観てるし、
ルールを守らせようとしてるし、いい人じゃん…!
見かけだけで判断した私の方が悪い人でした。ごめんなさい…
と心の中で謝罪し、
お互いに会釈して娘に順番を変わってもらったのでした。
また別の日、
巨大トランポリンのある公園まで行った日のこと。
高級ブランドの服やバッグに身を包み、髪を巻き、しっかりメイクした、お嬢様学校の生徒かと思うようなママさんたちを見かけました。
私はカットソーにジーパン、リュック、ほぼノーメイクという状態だったので、綺麗にしてていいなーと羨ましく思いつつも、こんな砂まみれになる場所にそんな高級な服で来て大丈夫なのかい…?その小さなブランドバッグに子どもの荷物は入ってるのかい…?
とも思っていました。
その時、娘さんらしき女の子がそのママさんに突進し、ママさんは転んでしまいました!!
綺麗な服が!バッグが!
と思ったのですが、そのママさんは汚れを気にするどころか爆笑しながら
「もう〜やったな〜!!」
と娘さんとふざけ合っていて、
ああ…!!この人もまた子どもとしっかり対等に遊んでいるいい人!
また私は人を見た目で判断しようとしていたよ…!
と気づかされたのでした。
お互いに子育てをしてなかったら、きっと気づくはずもなく、偏見したままで通り過ぎていた人の良さに気づかせてくれる、子育てってそんないいところもあるなあと思った出来事でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ハナウタ
年齢:30代
子どもの年齢:5歳、1歳
写真で残せなかった家族の日常をイラストで記録しています。子どもが大きくなってから読み返すのが楽しみです。
インスタグラム:hanautahaluta
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。