我が家は4歳差兄妹。
なかよしですが、毎日しょーーーもないことで兄妹ゲンカもしています。
私もたくさんきょうだいたちとケンカしてきたし、きょうだい喧嘩は人との関わり方を学ぶチャンスでもあると考えているので、
危険だったりめちゃくちゃ理不尽じゃない限り、だいたい好きなようにやらせています。
今日も仲良く遊んでいたはずの2人が急にケンカを始め、妹が大泣きしております。
状況を確認してみると、
遊んでたのに、妹が急に服を引っ張ってきたから、兄も引っ張り返した。
そしたら妹がギャン泣き。
加害者は自分で、被害者も自分。
ここは自力で泣き止んでもらいたいところですが、自分がやったからやられた、そこがわからないのがうちの3歳。
こんな喧嘩両成敗みたいな状況だと基本スルーしてるんですが、冷静に状況を理解させるのも時には必要か…と思い、妹にインタビューしてみることにしました。
(ヒーローインタビュー風に)
「放送席ー!放送席ー!
ここでひーちゃん選手にインタビューです!
服を引っ張られた時、どんな気持ちでしたか?嬉しい気持ち?嫌な気持ち?」
いやなきもちでしたーーーー
「そうだったんですね!服を引っ張られたら嫌な気持ちですよね。」(まずは共感)
「今回の試合について確認なんですが、最初にひーちゃん選手がはるた選手の服をひっぱって、そしたらはるた選手がひーちゃん選手の服を引っ張った、という展開でよろしかったでしょうか?」
こくり。
「ではさらに質問です。はるた選手がひーちゃん選手に服を引っ張られた時、どんな気持ちだったと思いますか?」
ここで涙が止まりました。
「いやなきもち…」(相手の気持ちに気づく)
「ということは、さいしょにひーちゃん選手がひっぱったとき、はるたせんしゅが嫌な気持ちになり、ひーちゃん選手を引っ張った、ということでよかったでしょうか?」
うん。
「じゃぁ、ひーちゃん選手がひっぱらなかったら、はるたせんしゅは?」
ひっぱらなかった!(どうすればよかったか予想する)
「わー!予想できてすんばらしいですね!」
「ひーちゃん選手、ちょーっとやっちゃった感じですかね?」
うん、ちょっとやっちゃった。
「自分のやったことに気づけてすごいですねーーー!はるた選手に何か伝えたいことは?」
…って、ちょっと自分でもびっくりするほど上手くいった時の話ですが、
喧嘩の仲裁の時のひとつのアイデアとして、
インタビュー形式、引き出しの中にしまっておいていただければ幸いです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ハナウタ
年齢:30代
子どもの年齢:7歳、3歳
元小学校教諭。写真で残せなかった家族の日常をイラストで記録しています。子どもが大きくなってから読み返すのが楽しみです。
インスタグラム:hanautahaluta
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