こんにちは、わさびです。
6歳・5歳・0歳の3人育児をしています。
妊娠中、女の人はいろいろなトラブルがあったりしますが、今回はわたしではなく、3人目の妊娠中に起きた夫のお話。
パタニティブルーとは、女の人のマタニティブルーと同様に、妊娠中〜産後にかけてパパが生活環境の変化などから気分が落ち込んでしまったり、慣れない育児や経済的な不安から鬱のような症状が出てしまったりすることです。
うちも3人目の妊娠中期あたりに夫に変化が……。
一般的にパタニティブルーで見られる症状は、不眠や食欲不振、興味喪失、イライラ、気分の落ち込み、疲労感などがあるらしく、特に真面目な人や完璧主義の人が陥りやすいようです。
夫の場合は……
とりあえず何に対しても覇気がなくやる気が出ないように見え、食欲も低下し、声を出して笑うようなことがなくなりました。
椅子に座ってずっとボーッとしていたり、深く考え込んで溜め息ばかりついていたり…。
その様子ははたから見てすぐに
すでに軽い鬱だなと思いました。
夫は昔から繊細で真面目なタイプで、さらに完璧主義。悩みも人より多く、他の人が何とも思っていない小さなことでも、とても気にしてしまう性格です。
そんな性格だからこそ、3人目の妊娠によって起きた環境の変化にものすごく影響されたのだろうなと思います。
今回は特に、妊娠に加え一戸建ての購入やマンションの売却、引越しの準備、息子の保育園の転園、娘の小学校入学などいろんなことが重なり、大変だったこともあります。
どうやら、鬱のような自覚症状はあるようで、だけどその不安からなかなか抜け出せずにいる…というような感じでした。
やらなければいけないことが多すぎてキャパオーバーしてしまい、「楽しい未来」ではなく「不安な未来」しか考えられなくなっている状態で、心の余裕がないのだろうとわたしは感じました。
今回の妊娠は初期の頃から不安定で、あまり外に遊びにも行けず、動くことも最小限に抑えていました。夫には家事や育児をいつも以上に協力してもらっていたこともあり、日々の疲れや精神的な負担が要因の一つでもあったのでしょう。
このまま放っておくと鬱が悪化して大変なことになると感じたので、わたしは早急に対処しなければと思いました。
ただ、どうやったら治るのかはよくわからないので、とりあえずいろんな負担や不安を取り除こうと考えました。
まずは夫が仕事から帰ってきたときの空気を変えようと、毎日明るく優しく出迎えました。今までは自分が妊婦で体調不良とかもあり、辛そうな感じで「…おかえり〜……(疲)」となってしまっていたのですが、辛い時もなんとか笑顔でハッピーに振る舞いました。笑
子どもたちの世話で内心バタバタしているときも、余裕のある感じを見せて、3人目が産まれてもなんとかやっていけるよ〜感を出しました。
また、夫が直近で地元の友達と会えるよう調整。
自分の近況を話したり仕事について相談したりすることで少しスッキリしたようで、前よりも晴れやかな顔で帰ってきました。
夫が友達と会っている時はわたしは子どもたちを連れて実家に。
自分の親にも事情を話し、夫に気疲れさせないよう、なるべく連絡はわたしを通してもらったりと接触を控えました。
しばらく夫にとってのストレスフリーな状態をつくり、コツコツ続けていった結果……
わたしのとった対処法が良かったのかは定かではありませんが、なんとか元の状態に戻ってくれてひと安心でした。
マタニティブルーに比べて、パパのパタニティブルーはまだ認知度もあまりないので、ママでもパパでも関係なく、妊娠中〜産後は不安定で鬱のような状態にもなるのだということが広まればいいなと思いました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:わさび
年齢:30代
子どもの年齢:長女6歳、長男5歳、次女0歳
繊細っ子の小学生と、甘えん坊の保育園児、
インスタグラム:@wasabi_2910
ブログ:いとちゃんとうりくん
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