「たまにギリギリまで破水しない人もいる」「破水しないほうが安産」なんて言われていますが私は、破水を経験しないまま出産しました。「自分はいつ破水したのか!?」気になって産後に助産師さんに聞いてみたんです。でも、助産師さんに聞くまでもありませんでした。立ち会っていた夫が一言「袋のまま出てきたよ」と。ちょっとリアルすぎるお言葉を頂きました。
出産予定日は2月。予定日の3日前に産気づきました。陣痛が始まってすぐに産まれましたが、産む瞬間、なんだか「ずるん」と全身から力が抜けていくような産み方を体験したんです。だから、自分がいつ破水したのか?とても気になりました。家族はみな、陣痛が強くなる前に破水したと聞いていたのできっと私も、破水から始まるんだと考えていました。でも破水せずに急な陣痛がきて、ただ痛みに耐えるのみ。「破水=生まれる兆候」だと思っていた私は拍子抜けしました。
立ち会っていた夫に詳しく状況と感想を聞いてみました。「袋のまま出てきたから、赤ちゃんがどんな状態か全くわからなかった」「先生が出てきた袋をやぶると、その中から赤ちゃんが出てきた」たしかに、分娩台は全く濡れておらず、分娩台の下にあったおけのような入れ物に羊水が流れたそうです。
ちょっと生なましい話でしたが、まさに動物と同じ出産を体験しました。羊膜に包まれたまま出てきたので、赤ちゃんには血もついておらず皮膚がふやけていてとてもキレイな状態でした。取り上げた赤ちゃんはそのまま私がカンガルーケア。「人工破膜」というそうですが、ここまで自然破水をしなかった人は珍しい!と助産師さんに言われ、先生はというと「破水しないから焦った」と言っていました。
夫としては、とても衝撃的な体験だったそうです。私はというと、赤ちゃんが破水しないまま生まれて私は出血もしていたので、産まれたと同時に全身の体温を奪われるような感覚に陥りました。体の力が抜けてひざがガクガク震えたのをよく覚えています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:みみこ
年齢:26歳
子どもの年齢:4才10ヶ月と1才1ヶ月
2010年に男の子を出産し2014年、3学年差の女の子を出産しました。2度出産を経験したもののどちらも安産。トラブルもなく子育てを楽しんでいます。趣味はモノづくり。絵や工作、手芸や料理などが好きです。長男とは一緒に、戦隊ヒーローになりきって遊んでいます。早く下の子が大きくなって、お人形で遊んだりおままごとをしたり・・・将来が楽しみです。
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