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親子の大切な試練!くじけず頑張ればいつかきっと!!「幼稚園登園あるある」 by ちちかわえみぞう

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皆さんこんにちは、
久々に引っ張り出した夏服の、袖が微妙にキツいけど
気がつかないフリをしているちちかわです! 


風薫るさわやかな季節ですが、
この春から幼稚園や保育園などで生まれてはじめて、
長時間お母さんと離れて過ごすことになったというお子さんも
いらっしゃるかと思います。 

 

うちの次男も、このたびめでたく幼稚園に入園しましたが
2学年上に長男がいて一緒に通えることと、
何しろまだ生後1ヶ月の頃からしょっちゅう連れて行かれている園なので、
もはや先生も全員顔見知りで特に嫌がったりすることもなく、
今のところ順調に通えています。
(ただし登園初日に溶連菌をもらい、4日間休むという落とし穴あり)

 

うちは送迎バスで通園しているのですが、
同じバス停を利用する園児たちの中にも、
やはり通い始めた当初や、長期休みの後はとにかく登園を嫌がって、
毎朝大騒ぎになる子が何人もいました。

 

起床した時点でご機嫌最悪、朝食をとるのも制服に着替えるのも拒否して
行きたくないとぐずり、ご近所一帯に響きわたる悲鳴と絶叫。 

たまに玄関のドアノブにしがみついて泣き叫んでいる子などもいたり…。

  

園バスに乗せる際も、職員と保護者三人がかりで説得しつつ
無理矢理お母さんから引き剥がし、座席に押し込むようにしなければ
いつまで経っても発車できない状態で、いつも時間はギリギリです。

 

どこかのお笑いネタで見た「悔しいです!!」みたいな顔をして
車窓に顔を押しつけたまま連行されていく様子は、
まさにドナドナの仔牛状態

 

中には、到着後も脱走したり暴れたり、果ては体調が悪くなってしまい
緊急コールで早退のお迎えを要請される場合もあるようです。

 

激しい嫌がりようには、見ている大人もギュッと胸が締め付けられますが、
しかし、だからといってずっと永遠に家にいるわけにもいかない。
いつかは親の手元を離れ、一人で強く生きていくのだぞ…(大げさ?)と
心を鬼にして送り出すという点で、親の方にとっても
入園入学は乗り越えなければならない試練なのかもしれません。

 

 

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登園拒否をする子の多くは、最初は集団生活への不安を感じていても
しばらく通っていると、「行ってしまえばけっこう楽しい」と学んで
徐々にグズらなくなり、園の雰囲気になじんでいくものですが、

 

それまで

ひたすら話を聞いてあげる、

スキンシップをたくさん取る、

今日あった出来事をお母さんに報告する絵を描かせる、などなど

 

伝え聞いただけでもそれぞれの個性に合わせた対応策があるようで、
さすが先生はプロだな…!と感心することしきりです。

 

 

また、朝の登園拒否を解決する実例として、私の体験談をひとつ。

 

すぐ近所に住む男児の場合、休み明けはいつも登園拒否が激しい子でしたが
彼はまだ赤ちゃんだった頃から、写真を撮られるのが好きで 

「カメラを向けられると、ついつい笑顔でポーズを決めてしまう」
という癖があったため、それを利用して、
バス停の保護者全員が結託し 毎朝出会った直後からバスが発車するまで
彼の写真を撮りまくる!

 

また
彼がちゃんと挨拶できたこと、

自分の足で歩いてきたこと、 

指定の帽子を取らずにきちんと格好良くかぶっていることなど、

ありったけのポイントを褒めまくる!!

 

という作戦で調子に乗らせ、
気分が良くなってきた男児を、笑顔でピースサインのまま送り出すことに成功

 

端から見ると、
朝っぱらから林家ペー・パー子夫妻のごときテンションのおかしな集団で、
ご近所の手前ちょっと恥ずかしいですが、
これを2ヶ月ほど(途中で大型連休を挟んだため)、みんなで続けていたら
なんとか素直に行ってくれるようになりました。

 

こういうのは後から振り返れば笑い話ですが、当時はもう必死ですよね!

 

最初は泣いて甘えてばかりでも、
そのうち子供社会というものに触れて他者との関係を学び落ち着いてくると、
我が子がぐんと一段大きく “ 幼児 ” から “ 子供 ” になった感じで、
切なくも頼もしく思えてきます。

 

そしてよその子もついジジババ目線で応援したくなり、涙もろくなるという

みんな同じ老化のルートをたどるのさ…!

 

というわけで、親も子もくじけずがんばりましょう!

 

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著者:ちちかわえみぞう
年齢:アラフォー
子どもの年齢:長女7歳、長男5歳、次男3歳の七五三トリオ

育児中の自由のなさ、動けなさを、Twitterで解消するしがない主婦。一人でこっそり食べるアイスが一番の癒やし。

ブログ:手すさびに紅き萱穂を

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