2番目に出会ったのが、当時夫婦で経営していたお店の向かいにあるキネジセラピストのお店。
お店といっても若いキネジスト達がグループで場所を借りている感じであった。
近くて通いやすそうという理由で行ってみたお店だが、そこでさとうは
「一言でキネジセラピーといっても様々なスタイルがある」
と言うことを身をもって知る…ハメになった。
まずは若くてキレイでスタイルの良い女性のキネジスト。 そしてなんと彼女は「気」を使うらしい!我々の会話は全て英語だったが彼女は気のことを「KI」と言っていたので「気」のことやと思う。(…違っていたらどうしよう。)
彼女はいわく、私の腰は余計な力が入りすぎて緊張し、緊張が取れないために痛むらしい。なので緊張を解くためのマッサージは行うが筋肉をつかんだりする強いマッサージは行わずずっと全身をナデナデされた。
最初は
こんなんで痛みがとれるかいなー!
と不安であったが、なでられているうちに眠くなり、目がさめると何だか疲れと痛みがとれているではないか!
あながち「気」とかもまがいものではないかもしれない…。 と今までの偏見を見直すとともに、「痛みさえとれればゆるいマッサージでもええやないかい」と2週目以降も継続して通う旨を伝えたが、そうはどっこい問屋が
…いやキネジストがゆるさなかった。
2週目に待っていたのはこれまた若い男性のキネジスト。
彼いわく交代で店を切り盛りしてるとのこと。そして彼の得意とするのは怪しい(ようにみえる)機械をビビビと患部に当て筋肉のコリをとると言うものであった。
上記の通り私の腰にもビビビとやられ、痛みはとれた(ような気がする)ものの、あまりに求めた場所をより遠いところにきた感がぬぐい切れず、3回目以降の予約はとらずに帰った。
しかし、その店は自分の店の向かいにあるため、ちょくちょく休憩中の彼らに会い、「ヘイ!腰の調子はどうだい?」
とその都度聞かれるハメになった。
まだ治ってないというとアレなので、
もうすっかり2人のおかげで完治した
奇跡かも
驚異のキネジストパワーかも
などと適当に話をした。
上述の「KI」の彼女はお金をためてハワイに移住し、こんなうす暗いベルギーよりずっと明るくて暖かいところで楽しく暮らすのと夢を語っていた。
そうか、ベルギーはうす暗くて寒い国なので治りも遅いし痛みも激しいのかなと思い至った瞬間であった。
つづく!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:さとえみ
年齢:35歳
子どもの年齢:3歳5歳7歳
大阪生まれの大阪育ちで似顔絵師をやっていましたが、今はフランダース地方で白目むきながら三姉妹の母をやっております。日々の生活に追われながらも絵を描くことだけは忘れたくないと時間短縮のためにたどり着いたのはiPad miniでブログ絵を描くこと。考え方のまるで違うシロクマ似の旦那様と元気いっぱいの三姉妹に囲まれて、「パトラッシュ…もう疲れたよ…」と言いながらもブログを更新しております。
ブログ:フランダースの三姉妹
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