妊娠・出産・育児の情報サイト


「ママ」という響きに憧れ、呼びかけていたのに…息子はあっさり「おかーさん」!? by ユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。
私には妊娠中から考えていたことがあります。それは「自分を何と呼ばせるか」問題。一般的には「お母さん」か「ママ」、あるいは「おかん」とか「かーちゃん」もアリ……? 

 

ちょっと恥ずかしい話なのですが、子供の頃「ママ」という響きに少しだけ憧れを持っていました。私自身は母のことを「おかあさん」と呼んでいたので、母親を「ママ」と呼ぶクラスメイトや、 海外の映画やドラマに出てくる素敵な「ママ」を、なんとなく羨ましく思っていたのです。
f:id:akasuguedi:20180405141634p:plain

だから、本来は自分はママなんていう柄じゃないし、うちの子は男の子だからそのうち呼び方は変わるだろうけど、 最初は「ママ」って呼ばせてみようかな……!? 小さい頃憧れてた「ママ」になってみよう! と決意。
0歳の頃から、いや妊娠中からずーっと、息子に「ママはね、」と話しかけ続けてきました。

 

が、息子は1歳をすぎても2歳になっても一向に私をママと呼びません。元々言葉が出るのが遅かったのですが、 ワンワンやブーブーなどの単語が少しずつ出始めても、肝心の(?)「ママ」が出てこず……。
f:id:akasuguedi:20180405141820p:plain

 

そんなある日、「ことば図鑑」的な本を購入しました。 ペンでタッチすると絵本から音声が流れるというハイテク絵本で、「これの名前は何て言うんだろう」という2歳児の知識欲をガッツリ満たしてくれる優れものです。
その絵本の中に「家族」という項目があり、母親のイラストをタッチしてみると、『おかあさん』という音声が流れました。

 

あ、「ママ」じゃないんだー、息子が混乱しちゃうかな?と思っていたら、 次の瞬間、息子が私を指差して「ママ!」と言いました。初めて私をママと呼んでくれたのです。感激しました。

が、息子が私をママと呼んでくれたのは、その日だけでした。次の日、息子が私をこう呼んだのです。「おかあさん!」と……。
f:id:akasuguedi:20180405142105p:plain

あ、あれ? うん……確かにお母さんだけど……ママじゃないの……? 昨日ママって言ってくれたのに…… と困惑する私をよそに、息子は「おかーさん、おかーさん!」と大はしゃぎ。

図鑑にハマっていた息子は、もしかしたら 「この人、自分のことをママって言ってるから、試しに昨日ママって呼んでみたけど、どうもしっくり来ない。それに図鑑にはおかあさんだって載ってる。一晩考えてみたけど、図鑑が正しい! やっと正しい呼び方が分かった!」とでも思っていたのかもしれません。

 

それまでおよそ2年以上、ずっと私が肉声でママだよママだよと刷り込んでいたのに、たった数日前に買った図鑑の音声にあっさり上書きされてしまったとは……。
息子が私を「ママ」と呼ばなかった理由は謎ですが、 とにかく息子的に私は「ママ」ではなく「お母さん」だったようです。

憧れのママにはなれませんでしたが、 今は息子の「おかあさーん!」という呼び声に癒される毎日です。 息子自身がママではなくお母さんという呼び方を選んだんだと思うと、かえって嬉しくなったり。
もはや今となっては何故ママ呼びに憧れていたのか自分でも分かりません。パイなんて焼かないし……。 

f:id:akasuguedi:20180405143223p:plain

いつか大きくなったら「おふくろ」なんて呼ばれるのかな。「クソババア」とだけは言われないようにしたいです。そんな呼び方、絶対に許さないからな!

ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事

【NPOファザーリング・ジャパン監修】男性の育休が家族を幸せにする「4つの理由」【NPOファザーリング・ジャパン監修】男性の育休が家族を幸せにする「4つの理由」妻のおなかがだんだん大きくなって「俺も父親になるのか~」とワクワク! 父親になるの、待ち遠しいですよね。そう、父親になるなら「育休」取らなきゃもったいない! 「育休なんてハードルが高い」と思っている男性に、「パパの育休」…

f:id:akasuguedi:20160913055405p:plain

著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:2歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。