「なぜ子どもを作るのか」について考え始めてから、夫に思ったままを話してみました。
子どもが欲しい理由を挙げてみると、
・夫が欲しがってるから
・自分もなんとなく欲しいから
・ワイワイ楽しい家庭を作りたいから
・親に孫の顔を見せたいから
などなど色々ありますが…
どんな理由も、全部自分のためでしかないという事に気が付きました。
夫を喜ばせたいのも、親を喜ばせたいのも、ワイワイしたいのも全部自分の願望です。
そりゃそうですよね、今ここに存在しない人間は何も望んでないんだから、子どものためと言える理由なんてないわけです…。
ネガティブまっしぐら人間なので、子どもが人生に挫折するシミュレーションは何通りでも湧いて出てきました。
何か辛いことがあって、
克服しようともがいて、
それでもやっぱりダメで、
それを何度も何度も繰り返して、
もはや何も出来る事がない状況に陥ってしまった、なんて時…
「産まれたくなんかなかった」
なんて言われた日には、どう答えたらいいんだろう?
どう言えば答えになるだろう?と夫に相談してみました。すると…
夫が出した答えは、「欲しかったから」というものでした。
理由になっとらんやないの!と当時は憤慨したのですが、その後だんだん「いいかも」と思うようになりました。
というのも、どれだけ考えても子どもを欲しがる理由って「自分のため」に行き着いちゃうんですよね。
それならせめて正直に、「自分のために欲しかった」こと、会えて嬉しかったこと、おかげで幸せだということを伝えられたらなと。
生きるのに理由がいらないのと同様、ホントは産むのにも理由なんていらないんですけどね…。
いつかホントに聞かれたら、使いたいと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:きたあかり
2016年6月にムスメを出産し、生後2ヶ月ごろからインスタで育児絵日記(@kita.acari)をつけています。ムスメの寝顔を見ながら寝落ちするお昼寝タイムが至福。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。