こんにちは、ユーラシアです。昨年から息子が幼稚園に行くようになって、日中は私一人の時間となりました。
幼稚園の間にマイペースで家事ができる!
これまで息子の相手をしながら隙を見て進めていた家事も一人なら焦る必要なし。買い物も息子の手を引きながらせっせと歩く必要もなく、マイペースでいられるので快適です。
でも家事って本腰を入れてやろうとすると意外と時間がかかって、せっかくの一人時間も案外余裕ないんですよね。これまでの4年間、常に息子と一緒だったために出来なかった色々なことを精一杯楽しもうと思ってたのに……(子供には見せられないアニメ見たりおかし食べながらごろごろ漫画読んだり……めっちゃくだらないですけど……)。
しかし家事は専業主婦にとっては仕事のようなものだしこればっかりは仕方ありません。夫は職場で、息子は幼稚園で頑張っているのだから、私もしっかり家事をやらねば。家族が帰ってきたときにいつも綺麗な家で出迎え、夕食もすぐに出せるようにしておこう。そう思っていたのですが。
私がやっていることを息子は知らない
ある日、買い物やら何やらで手間取って、息子が帰宅するまでに夕食の下ごしらえがほとんどできない日がありました。夕方になり、「そろそろ夕食作らないと」と私が立ち上がると、息子が一言。
「いつも僕がいない間にできてるのに、今日はできてないの?」
これ自体は素朴な疑問だったと思うのですが、私が「今日は忙しくて準備できなかったから、これから作るんだよ~」と答えると、息子は「いつもはすぐ(時間をかけずに)作ってるのにー」と不思議そうな顔。
……それで思ったんですけど、息子が不在の間に私があれこれやっていること、息子は知らないんですよね。未就学児の頃のことはあまり記憶にないだろうし、息子からすれば「部屋は特に誰も掃除していないけどいつもなんとなく綺麗になっていて、誰も何もやってないのに知らない内に料理が出来てる」みたいな状態になってるのかもしれない……。
近頃SNSでも「将来ちゃんと家事に取り組む大人になるためには子供の頃からの教育が大切」という話も散見されますし、このままじゃいけないような気がしてきました。
家事を見えるようにしたら…
その日から、幼稚園に行っている間に家事をせっせとやるのはやめました。いえ全くしないわけではさすがにないのですが、何もかも息子がいない間に済ませる!というのをやめました。
床掃除は敢えて息子が帰ってきてから。夕食も、手間がかかるものは多少準備しておくけど、「温めるだけ」にするのはやめ、野菜を切ったり食器を洗ったりする姿も一応見せておくことにしました。
こうするのは別に私に感謝してほしいからではなく、世の中こうして誰かが何かをやってくれてるから自分が生活できているということを考えられるような子になってほしいからです。いやちょっとは感謝もしてほしいけど……。
最近は「お母さんってやらなきゃいけないことがたくさんあって大変なんだね」といたわってくれたり、手伝ってくれるようにもなりました。あまり大変大変と子供の前で言うつもりはないのですが、まあ「毎日ごろごろしてるね」と思われるよりはいいかなと……。
家事に限らず、街が綺麗なこととか社会が便利なこととか、全てどこかで誰かが頑張ってくれているからなんだ……ということを認識して、感謝できる人になってくれたらと思います。と偉そうなことを言いつつ、ゴミ捨てやトイレ掃除を夫に押し付ける私であった。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:5歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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