こんにちは、ユーラシアです。
子どもが生まれて以来、妙にイベント好きになった私にとってクリスマスは一年の集大成とも言える日です。
去年のクリスマスはローストチキンを焼いて、ケーキも手作りする予定でした。
……だったのですが、去年は予想外の出来事が続き、ある意味忘れられないクリスマスとなったのです。
まずクリスマスの朝。張り切って部屋の飾り付けや料理をするぞ!と思っていたのですが、なんだか体調が悪く、熱を測ってみたら
高熱が!
とても手の込んだ料理やケーキ作りができる状態ではなく、料理は断念することに……。
私は横になりつつ、暇を持て余した息子(冬休み中)とおしゃべりしたり、二人で一緒にぐうたらテレビを見るなどして、クリスマス感ゼロの午後を過ごしました。
そして夕方、仕事を終えた夫に私の体調不良を伝え、夕食を買ってくるようお願いしました。
デパ地下でいつもよりちょっとグレードアップしたお惣菜なんかを買ってきてくれないかな~と期待したのですが……帰宅した夫の手には焼き鳥が。
焼き鳥! 確かに焼いた鳥という意味ではローストチキンに類似した食べ物と言えるけれども! ぼんじり(塩)とか、ねぎま(タレ)とか、クリスマス感なさすぎるような!
さらに夫はコンビニかどっかでケーキも買ってきてくれてたのですが……私が眠っている隙に、息子がケーキにチョコレート菓子などをぶっ刺していたのです。
そういえばゲホゲホ言いながら寝ているとき、息子が「おかーさん、ケーキにでこれーしょんしていい?」と聞いてきたような……私も朦朧としながら「いいよ~(何のことだか分からないけど……)」と返事したような……。
綺麗なケーキはすっかりハリネズミのような異形の姿に。
部屋を片付ける体力もなく、散らかったリビング、テーブルには焼き鳥。なんて予想外なクリスマスなんだ……とテンションだだ下がりのまま焼き鳥をかじりました。でも、
焼き鳥はうまい。
ケーキも見た目は奇抜でしたが……このケーキを見つめる息子の目がすごいキラキラしてたんですよね。「これ、ぼくがやったんだよ!」って、絵に描いたように目を輝かせていたんです。
確かにケーキにお菓子をぶっ刺すって4歳児からしたら相当楽しいですよね。私もやりたくなったくらいです。
その息子の楽しそうな顔を見ていたら、ローストチキンだのケーキだの、形にこだわっていた自分がバカバカしく思えてきました。
予定とは全然違ったけど、今年も家族で食卓を囲めたこと、これこそがクリスマスの醍醐味なのかも。
もし私が元気だったら朝からクリスマスの準備でバタバタして息子とのんびり遊ぶこともできなかっただろうし。
形に囚われず、たとえ映えなくても、笑顔でいられるのが一番いいんだなと実感しました。焼き鳥はムードないけど、まあ正直、「夕食作らなくていい」って私にとってめちゃくちゃご褒美ですしね……。
そういうことに気付けたので、たまには寝込んでみるものだなあと思いました。体調は最悪でしたけど……(でも私体調が悪いときほどケーキとかこってりしたものを欲する体質なので、とても美味しく食べることができました)。
そういうわけで今年のクリスマスは市販品にも容赦なく頼るつもりでいます。楽しくて楽なのが一番!!!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:5歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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