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負の感情が重量を持って覆いかぶさってきた…産後のマタニティブルー体験記 by ぴの字

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こんにちは、ぴの字です。

 

妊娠出産に際し、マタニティブルーというのが存在するのは若いころから知っていましたが、不勉強なもので、この記事を書くために検索し、マタニティブルーと産後うつが違うものだと知りました。

マタニティブルーは産後直後から2週間程度で終わるもの、産後うつはお産2、3週間後~最低1ヶ月、長いと年単位でかかるものだそうで。

専門家ではないので医学的にどうかはわからないのですが、この基準で言うならば私はマタニティブルーと産後うつの両方を経験したんじゃないかとおもいます。

この経験を書こうとおもうと心が拒否するのか動悸もひどくなり、上手く筆がすすみません・・・それでも同じ悩みを持つママのご家族に、こんな感じなんだよと見せてもらえたらと思い、ずっと書きたいと思っていたテーマなのでこの機会にがんばって書かせていただこうと思います。

マタニティブルーと産後うつ、2回に分けてお送りします。今回はマタニティブルーのお話です。

 

マタニティブルーを自覚したのは出産翌日、夜寝る前に着替えをした時です。

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赤ん坊とは既に対面していたにも関わらず、力なくだるんとたれたお腹を見て、今までずっとそこにいた大切なものを失ったという悲痛な気持ちが唐突に湧き上がり号泣しました。

無事出産を終えているというのにバカバカしいと思うでしょ?私もそう思います、頭ではそう思っていました。

でも、負の感情がまるで質量を持った何かのように覆いかぶさってきたのです。

元々気持ちの浮き沈みがあるタイプですし、妊娠当時にも不安定な時は有ったので不安定な状態には慣れっこでしたが、まったくその比ではなく、生理周期による気分の浮き沈みを数倍にしたような感じです。

静かにしていればやり過ごせる、そんなレベルの負荷ではありませんでした。

大量出血に伴う重度の貧血もあってか、何かに身体にのしかかられているような印象がありました。

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そんなわけで、昼間はものすごく元気で、夜になると不安になり涙がでてくるという生活が続きました。

精神が過敏になっているなか、いろんな赤ん坊の泣き声がひっきりなしに上がっていて、気になって寝ることも上手く出来ず、せっかくの母子別室だというのに睡眠不足のまま退院することになりました。

 

ただ産後1週間くらいまでの赤ん坊は寝ている時間が長くておとなしく、そのかわいらしさに癒され、退院時には精神はかなり上向きな状態まで回復していました。

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そう、退院して翌日頃まではまだ楽勝だったのです。

地獄はその先に、【産後うつ】という別の名前で待ち構えていたのでした。

>>次回エピソード:産後うつで追い詰められた時、夫から言われた人生で最もひどい言葉とは… byぴの字

著者:ぴの字(猫田 ぴの字)
年齢:36歳
子どもの年齢:4歳

北海道出身、現在南国マレーシアで育児奮闘中の主婦漫画家。なんとかまったりやってます。海外での子育ては、右も左もわからないぜ!

ブログ:ぴのにっき(・|・)漫画絵日記 

書籍:マレーシアで子育てしてます。 ~ぴのにっき~

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